2003年度 試合結果


4/12 練習試合(滝ヶ原)

ワンサイドパワーズ
ブルーオーシャンズ

(勝)小林1勝

シーズン開幕戦は、1年半ぶりのサード大淵を始め、不安定な守備を突かれて序盤に2失点。3回には先発吉永がつかまり追加点を奪われ、一方的な展開かと思われた。ところがその裏相手投手のコントロールが突然乱れ、5四球などで3点を奪ってなお満塁。ここで古川がビヨンドマックスパワー炸裂の左越3塁打、走者一掃で一気に同点とした。続く4回裏には、一死二塁から阿部が通算100本安打となる中越2塁打で決勝点、そのまま時間切れとなって3年ぶりの白星発進となった。リリーフで4回表を無難に抑えた小林は、入団6年目にして初勝利を手にした。


4/12 TMリーグ(滝ヶ原)

ワンサイドパワーズ
ブルーオーシャンズ

(敗)新田1敗

ダブルヘッダーの2試合目が公式戦というめずらしい日程。伊藤と中村は2試合目からの参戦となった。試合は1対1で迎えた2回表、二死二・三塁から一・二塁間への痛烈なゴロをファースト吉永がダイビングキャッチ、歴史に残るファインプレーかと思われたが、ベースカバー新田とタイミングが合わず勝ち越し点を許すと、続く打者にライト前に落とされ3点差となった。それでも3回裏には一死満塁で打者古川、走者一掃ならば同点という場面で一試合目の再現かと思われたがあえなく凡退。その後はヒットすら出ず、逆に6回には満塁からの走者一掃3塁打で駄目を押された。結局、去年に続き、パワーズ相手には練習試合で勝って公式戦で負けるという残念な結果になってしまった。


4/26 練習試合(滝ヶ原)

デ本ディスカバーズ
ブルーオーシャンズ

(勝)小林2勝

先発阿部は、1点リードで迎えた3回表、エラーとヒットで同点とされた後にセンター横へ強い当たりを打たれる。センター安達がダイビングキャッチを試みるもわずかに届かず、結局これがホームランとなって2点のリードを許した。しかしその裏二死一・二塁から、助っ人横山氏がセンターへの二塁打、相手のエラーもあって同点となった。さらに5回裏、相手のエラーで1点をリードした後、またしても横山氏のタイムリー二塁打で試合を決めた。中継ぎとして登板の小林は、自らの第2打席は不運なライトゴロだったが、投球の方は好調で2回を無失点。開幕戦に続く2勝目を挙げると、6回の打席ではタイムリーの後で2盗塁と調子は上向きか?


5/10 練習試合(滝ヶ原)

ブルーオーシャンズ
日立中研

(敗)阿部1敗

一回裏一死満塁で内野は前進守備、そこに絶好のショートゴロ。ホームゲッツーかと思われたその次の瞬間、ショート岡の股間を抜けた打球はレフト前へ転がり、2点を先制される。続く2回には、二死一・二塁から連打に野選をからめて4点を失った。2番手吉永は走者を出しながらも粘りのピッチングで追加点を許さなかったが、いかんせん打撃陣が不振、相手のエラーに乗じて1点を返すのが精一杯だった。福島から駆け付けた井筒は3打席目のヒットで面目を保ったが、試合後は「腰が痛い」を連発。ブルーオーシャンズベテラン組への仲間入りも間近か。


5/17 TMリーグ(滝ヶ原)

ブルーオーシャンズ
タワーズ

(勝)落合1勝

この日、急遽欠場の小林に代わり、落合副主将が初めて指揮を取ることになった。初回、四球で出た大淵が、盗塁、パスボール、内野ゴロでホームインという効果的な先取点。その裏三塁打の走者を内野ゴロで返されて追い付かれるものの、2回には二死から中村のタイムリー2塁打で再び勝ち越し。3回には古川のサード強襲タイムリー、4回には伊藤の2点2塁打で着実に追加点を挙げる。一方先発の落合は内野ゴロを打たせる落ち着いたピッチング、内野陣の安定した守備とあわせて良いリズムで回を進める。4回二死からこの日唯一のエラーで2点を失ったが、その後も安定した投球を続け、最終回には藤嶋の駄目押しタイムリーもあってそのまま完投勝ち。これでTMリーグも一勝一敗の五分に戻した。


6/8 市民大会(けやき公園)

KYOWAダイナマイツ
ブルーオーシャンズ3x

(規定により5回コールド)

(勝)落合2勝

初回先頭の伊藤が2塁打で出塁。その後一死三塁となったところで小林主将が満を持して出したスクイズのサインが伝わらず、二死後の阿部の当たりも凡フライでチャンスが潰えたかに見えたが、これがポテンヒットになり先制点。続く小林は会心の2塁打で1点を追加した。先発落合は3回まで毎回先頭打者にヒットを許しながらも粘りのピッチング。2回こそ内野陣のエラーで1点を失うものの、無四死球の安定した投球を続ける。すると3回裏には阿部・小林の連続安打などで作ったチャンスに、新田の内野安打と相手のエラーで3点を奪う。さらに5回には再び阿部・小林が連打。相手エラーの後に落合自らの3塁打でもう3点。勢いに乗って代打古川が打席に向かったその瞬間、主審から「集合!」の声。誰も気付いていなかった7点差コールド勝ちで、古川・岡の両名には出場機会が無くなってしまったものの、チームとしては会心の試合で2回戦進出を決めた。


6/14 練習試合(滝ヶ原)

ワンサイドパワーズ
ブルーオーシャンズ

(敗)落合2勝1敗

梅雨入り直後のうだるような暑さの中、集中力を欠いた内野陣にエラーが相次ぎ、2回までに2失点。その裏一死三塁から、玉木の当たりは背走する二塁手の脳天を直撃し(記録はライト前ヒット)1点を返す。その後4回にもう1点取られる一方で、4回裏二死一・二塁から山家のレフト前ヒットで本塁突入の嵯峨がタッチアウト、5回にはダブルスチールもどきでホームを狙った小林がまたしてもタッチアウトになるなど、積極的な走塁が裏目に出るものの、それでも大淵の犠牲フライと岡の押出し四球で同点に追い付く。7回には満を持して落合を投入したが、うまく合わせられた流し打ちヒット2本で再度勝ち越しを許す。その裏無死一・二塁から嵯峨の痛烈な当たりがセカンドの正面を突いて併殺となり、惜しくも接戦を落とした。しかし結果を見ると3安打ではやむを得ないか。


6/14 練習試合(滝ヶ原)

ブルーオーシャンズ
ワンサイドパワーズ

ダブルヘッダー第2試合。初回二死からヒットで出た小林が、盗塁に相手の悪送球を絡めて先制のホームを踏むと、続く2回もやはり二死から四球・盗塁の吉永を山家がタイムリーで返す。先発吉永は立ち上がりこそコントロールが定まらず危なかったものの、徐々に持ち味を出してサードゴロが増えてくる。すると5回表には、これまた二死から伊藤・小林・新田の3連打で2点を追加し完勝かと思われた。ところが時間切れ間近の5回裏、三巡目に入ったパワーズ打線に吉永が捕まる。1点を失いなお二死一・二塁で右中間を深々と破られ一点差。続くバッターは難しいショートゴロで、これが山家のエラーを誘って同点。続く打者は三振に打ち取りながら降り逃げされてボロボロの状態だったが、これを見た相手走者が本塁を欲張り、結局サードでタッチアウト。かろうじて引き分けで連敗だけは避け、猛暑の土曜日を終えたのであった。


7/6 市民大会(けやき公園)

JRシステムB
ブルーオーシャンズ3x11

(規定により3回コールド)

(勝)落合3勝1敗

初回簡単に二死を取りながら、その後2本のヒットにファースト吉永のエラーをからめて1点を先制される。しかし2点目の走者を本塁で刺して流れが変わった。その裏、伊藤四球・大淵二塁打・吉永タイムリーであっさり同点。さらに続く無死二・三塁のチャンスから二死満塁となったところで、新田が三遊間を抜いて2点を勝ち越した。2回表には大淵のファインプレーもあって更に流れを掴むと、怒濤の攻撃は落合のレフト頭上への強烈な当たりで始まった。明らかにホームラン性の当たりが、木の枝に当たって二塁打となる不運だったが、好調な打線はそこから畳み掛ける。大淵の2点タイムリー、小林の内野ゴロ、新田・藤嶋の連続タイムリーで8対1となり試合の大勢は決まった。さらに3回になっても攻撃の手は緩まず、二死一・二塁から伊藤が三盗を狙うと、動いた三塁手のところを突く小林のタイムリー。さらに続く山家のタイムリーをレフトが弾いて一塁走者もホームイン、コールドで試合終了となった。自らの代打を告げようとした矢先の試合終了という目にあったのは、今回は大高。安達も出場できずに終わってしまったが、小林主将もさすがにここまでの大勝は予想できなかったか。


7/12 TMリーグ(滝ヶ原)

国士無双
ブルーオーシャンズ

(敗)新田2敗

国士無双の強力打線に小刻みに点を取られる嫌な展開。攻撃は初回一死満塁、二回無死一・二塁などの好機を活かせず、ジワジワと点差を広げられていく。しかし0対3で迎えた5回裏、大淵・藤嶋が連続四球のあと、阿部のショートゴロを相手がエラーしてまず1点。さらに山家のサードゴロ、古川のタイムリーで同点とした。ところが、さあ流れが変わったと思った直後の6回表、2番手の新田が簡単に二死を取ったところで一番打者に二塁打を打たれる。続くのは今日2安打と好調の二番打者。2ストライクまで追い込みながらもうまく右中間に合わせられて勝ち越しを許す。結局このあと更に2本のタイムリーを打たれ、さらに7回にも1失点。打線はその後藤嶋のクリーンヒット1本に抑えられ、これでTMリーグの成績は1勝2敗。優勝戦線からは離脱ということになってしまった。


7/13 市民大会(けやき公園)

ブルーオーシャンズ
スケルトンズ

(敗)落合3勝2敗

初回の攻撃は、両軍ともスコアリングポジションに走者を置いてクリーンアップを迎えるという展開。伊藤(四球・盗塁)と大淵(走者を進めるファーストゴロ)の一・二番らしい仕事でチャンスを作ったブルーオーシャンズは、吉永・阿部が凡退してチャンスを逃す。一方スケルトンズは四番打者が三塁線を破る二塁打で先制。3回表には、二死からヒットで出た伊藤が盗塁。大淵のセンター前ヒットで本塁を狙うが、微妙なタイミングに対しアウトのコールで同点を逃す。するとその裏、二死からヒットで出た走者が二盗を試みる。小林の送球は余裕で走者より早く、タッチがわずかに遅れたとはいえアウトかと思われたが、審判のジャッジはセーフ。ここを相手のクリーンアップに付け込まれ、二連打で追加点を許してしまった。それでも5回表、山家と新田のヒットで作ったチャンスに落合のタイムリーでまず1点。さらに2アウト後、大淵の痛烈な当たりが一・二塁間を破って畳み掛けるかと思われたが、ライトがファーストへ送球。これまた微妙なタイミングだったが審判のコールはアウト。ライトゴロでチャンスを逃してしまう。するとその裏、一死一・三塁からまたしても長打を打たれ駄目押しの2失点。そのまま6・7回は淡白な攻撃で試合終了。市民大会3試合連続の打線爆発とはならず、Aクラス昇格も秋に持ち越しとなった。


7/26 TMリーグ(北野公園)

ポロリーズ
ブルーオーシャンズ

(6回裏終了時で時間切れ)

(勝)落合4勝2敗 / (本)落合1号

山家・新田欠席でショートを守るのは、コンバート志願の藤嶋。初回先頭打者の打球はその藤嶋のところへ飛び、これを見事に前に弾いて手痛いデビュー。しかしその直後には藤嶋の良いプレーもあり、1失点でどうにかピンチを凌いだ。するとその裏、四球の伊藤に続いて、大淵・吉永・阿部・藤嶋が四者連続安打。五者連続盗塁という珍記録も加わり、さらに古川と落合のタイムリーでこの回一気に6得点で優位に試合を進める。その後は一進一退の展開だったが、落合の柵越え2ランなどで追加点を挙げ、最後は二番手吉永が3失点したものの前半のリードを活かして逃げ切った。これで今期のTMリーグは2勝2敗、五分の星に戻った。


8/2 練習試合(航空公園)

ブルーオーシャンズ
ナッツ野球部

(敗)小林2勝1敗

小林主将熟慮の新打線は初回、一番嵯峨が四球で出るとすかさず盗塁。一死後に山家・古川が連打であっさり先取点。しかし続く落合のショートフライでスタートを切っていた古川が憤死し、ダブルプレーで嫌な雰囲気になる。その裏無死二塁からショートゴロを処理する間の一瞬の油断を突かれて同点。それでも2回表にはヒットの安達が相手のエラーで帰って再び勝ち越した。ところが3回裏、先発小林のコントロールが乱れ、3つの四球に初安打のタイムリーをからめて追い付かれた。すると4回裏には今度はバックが足を引っ張る。2安打で迎えた二死一・三塁のピンチにショート藤嶋が簡単なゴロを一塁悪送球。さらにサード大淵のファールフライ落球のあと、ワイルドピッチで追加点を許した。それでも5回には藤嶋のタイムリーで1点差に迫ると、最終回には玉木のヒットに2四死球でなんと無死満塁のチャンス。ところがここで藤嶋三振のあと、中村のサードゴロはホームゲッツーであえなく試合終了、なんとも欲求不満の残る敗戦となってしまった。


8/23 練習試合(滝ヶ原)

ブルーオーシャンズ
日立中研

(勝)小林3勝1敗 / (S)吉永1S

気温35度の猛暑に加えて、相手チームの人数不足で守備の助っ人まで出しての過酷な試合。初回、先頭の伊藤がクリーンヒットで出ると、相手サードの連続エラーで2点を先制。一方、先発の小林はコントロールが定まらず、その裏1安打3四死球で押し出しの1点を与える。しかし更に続く一死満塁のピンチを乗り切ると、その後は毎回のように走者を三塁まで進めながら、バックの好守備もあってリードを守る。すると3回には、吉永・小林の連打に敵失で追加点。さらに5回には中村会心の一・二塁間を抜くタイムリー三塁打でリードを広げた。5回から登板の2番手吉永は、1点ずつ失いながらも点差を意識したピッチングでどうにか締める。結局最後はあまりの暑さのため、両軍申し合わせにより6回で試合終了。とにかく長年勝てなかった日立中研相手に初勝利を挙げた。


9/7 市民大会(けやき公園)

日立超L
ブルーオーシャンズ

(敗)落合4勝3敗

過去にも何度か練習試合で対戦して未だ勝ったことのない日立超Lと、よもやの市民大会一回戦での対決となった。先発落合は安定したピッチングをしながら、初回は死球の走者をこの日喫した唯一の長打で返されて先制を許す。2回にはセカンド吉永のエラーで出た走者が、一死三塁から前進守備の三遊間を抜けるボテボテのヒットで2点目。しかし3回無死三塁のピンチを凌いだところで流れが変わる。その裏、小林の内野安打と落合のフェンス直撃二塁打で作ったチャンスに、大淵の犠牲フライで1点を返す。なおも二死満塁と攻め立てたが、ここは4番阿部が凡退し、流れを完全に掴み切れない。それでも4回表一死三塁のピンチは、牽制悪送球がラッキーなクッションボールで三塁走者を刺して凌ぐものの、続く5回、2つの振り逃げで作ったピンチにタイムリーで痛い追加点を許した。その後は5回裏二死二塁ぐらいしかチャンスもなく、そのまま敗退。6安打とはいえそのうち4本が内野安打で、攻撃陣の力不足が目立った試合だった。


9/28 練習試合(波崎・柳川グラウンド)

ブルーオーシャンズ
日立化成パラダイス

(勝)吉永1勝1S / (S)大淵1S

合宿二日目に組まれた練習試合は、常時出場組を差し置き、久しぶり出場組の大活躍となった。試合のマッチングにも活躍した藤原は、2本のヒットに加えて守備でも悪送球一回だけを除いて安定した活躍。3点目のきっかけとなるヒットで出塁した直江、2点目の押出し四球と4点目のタイムリーで2打点の大高も好調。その他では、一死三塁から何でもないピッチャーゴロで走者タッチアウトとなりながら、その後の二塁悪送球で一気にホームまで帰ってくる爆走の新田や、死球・送りバント・四球で0打数ながら今期初盗塁も決めた岡などが渋い活躍。さて、試合はというと、小刻みに得点を重ねるブルーオーシャンズに対し、吉永のかわすピッチングに手玉にとられるパラダイスという展開。そのまま完封勝ちかと思われたが、振り逃げとサードのエラーで迎えた不運なピンチでセカンド強襲タイムリーを浴びて2失点。さらに続くバッターには会心のレフト線タイムリーを喫してこの回で降板となった。しかし2番手の大淵が最終回を抑えて今期初セーブ。二日間に渡る合宿に有終の美を飾った。


10/25 TMリーグ(上野恩賜公園)

エンジェルスSr.
ブルーオーシャンズ3x

(勝)落合5勝3敗

相手のエンジェルスSr.にとっては、TMリーグの優勝をかけたこの一戦。目の前での胴揚げを阻止すべく、史上初めて山手線の内側での開催となる上野恩賜公園野球場に向かった。初回の守備は、ライトまで60m程度しかないグラウンドに合わせた陣型。ここで相手先頭打者が一二塁間を破り、注文通りのライトゴロで始まった。ところが先発吉永の失投を次打者は見逃さず、会心の当たりのホームランで先制される。さらに続く2回には、レフトフェンス直撃のヒットのあと、普通ならセンターフライかと思われる当たりがホームランとなって3点のビハインドとなった。しかしその裏、相手のエラーをきっかけに5四死球で1点差に迫る。3回表、ヒットと2四球で迎えた一死満塁のピンチをしのいで2番手落合にバトンタッチ。4回表二死一・三塁のピンチもこらえたが、5回表に2安打で痛い追加点を許す。攻撃陣は、3回先頭で出塁した伊藤が盗塁死、4回二死一・二塁は嵯峨の良い当たりがセカンド正面、5回無死一・二塁は伊藤が牽制死と、相次ぐチャンスを活かしきれない。しかし時間切れ間近の6回裏、またしても相手投手のコントロールが乱れ、一死からなんと5連続四死球で同点。最後は伊藤の三塁前ゴロでラッキーなサヨナラ勝ちとなった。しかし冷静にスコアブックを眺めてみると、ノーヒット5得点での勝利という珍記録を作ってしまった。


11/08 練習試合(滝ヶ原)

ワンサイドパワーズ
ブルーオーシャンズ

先発落合は、初回いきなり無死満塁のピンチ。しかし、続く4番打者の一塁ファールフライを岡が好捕すると、後続も抑えてピンチを凌ぐ。その後は徐々に安定感を増し、パワーズ打線を0点に押さえ続けた。攻撃陣も序盤はふるわなかったが、3回二死から伊藤・大淵の連打で二・三塁のチャンス。しかし続く小林は三振で膠着状態が続く。続く4回には一死二塁のチャンスも走者吉永が牽制死。結局そのまま両軍投手のナイスピッチングが続く。6回表には一死二塁からライト線に上がった打球を古川が必死に追ってナイスキャッチで得点を与えない。そして迎えた最終回の裏、一死一・二塁から岡のバントは失敗に終わるものの、ワイルドピッチでは二死一・三塁として打席には落合。自ら試合を決めるチャンスだったが、あえなく三振に終わり、ブルーオーシャンズの長い歴史の中で初めてのスコアレスドローとなった。


11/08 練習試合(滝ヶ原)

ブルーオーシャンズ
ワンサイドパワーズ

(敗)小林3勝2敗

初回の攻撃は、二塁打の大高を大淵の一塁ゴロで進めると、続く小林がきっちりレフトに犠牲フライ。しかしその裏、二死二塁からセンター前ポテンヒットであっさり追い付かれる。続く2回裏には、四球の走者を盗塁・内野ゴロ・暴投で返してしまうもったいない形で勝ち越しを許す。その後3回表には二死二塁のチャンスを逃し、4回表には一死からセンターオーバーの吉永が三塁を欲張ってタッチアウトと、なかなか追いつけない。2番手投手の大淵は、4回無死三塁のピンチで後続を抑えるも、5回にも一死二・三塁のピンチを迎えるが、ここで急造サードの大高がファールフライに飛び込みながら好捕し、無失点で切り抜ける。しかし打線は淡白な攻撃が続いて1点差を追いつけない。最後は3番手阿部が2点追加を許して万事休す。結局、今年6回対戦したパワーズとの対戦成績は、1勝3敗2分であった。


11/15 TMリーグ(滝ヶ原)

ブルーオーシャンズ
エース・ハンターズ

(敗)落合5勝4敗

先頭の伊藤がセンター前ヒット、盗塁の後、大淵・小林の連続内野ゴロで効果的に先制点を取ったのは前の試合とまったく同じ展開。しかしその後は、攻撃は前の週と全く同じ、守備陣は前の週の正反対だった。その裏の守備は、ショート小林のエラーを皮切りに、センター阿部のエラー、ピッチャー落合の牽制悪送球が重なって2失点。その後も先週までの鉄壁の守りが嘘のようにエラーが相次ぐ。4回には、2つのエラーで二塁に進めた走者を、この日唯一完璧に打たれたレフトオーバータイムリーで3失点目を喫する。一方攻撃陣は相手の技巧派投手にまったくタイミングが合わず。2回先頭の中村が四球を選ぶも続く藤嶋が併殺打。5回二死からライト前ヒットの岡も盗塁死。それでも最終回、この回から登板の速球派投手に対し、先頭の阿部が内野安打で出塁。二死後に四球とワイルドピッチなどで二・三塁と、一打同点のチャンスを迎えたが、続く岡はボテボテの投手ゴロ。一塁送球が反れたが惜しくもアウトで試合終了。これで今期のTMリーグは3勝3敗でハンターズと並んで同率4位に終わった。シーズン成績も9勝9敗の五分となり、残り試合に勝ち越しを賭ける。(追記:残り試合は雨天中止で、結局五分のままシーズン終了)


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