北陸・中部

立山山麓スキー場

立山アルペンルートへの入口である、富山電鉄立山駅のすぐ近くにあるスキー場です。ゴンドラもあり、標高差708mと一流のスペック。実際、滑り応えはなかなかなのですが、残念なのは眺望がごく普通であること。別に冴えない眺めというわけでもないのですが、アルペンルートの近くということで、必要以上に期待してしまうのはよくありませんね。ゲレンデレイアウトは、ゴンドラ中心の「らいちょうバレー」エリアと、クワッド中心の「極楽坂」エリアとに別れます。極楽坂の第8・第9リフトは運休でしたが、それでもビスタクワッドを使った繰り返し滑走は満足度が高いです。らいちょうバレーでは、未圧雪のパノラマコースがかなりの手応えですが、繰り返し滑るのはちょっと辛いかな。

(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.11)

あわすのスキー場

立山山麓スキー場から数百メートル奥に行ったところにあるリフト2本の小さなスキー場。規模は小さいですが、コースはどちらかというと中上級向け。初級者は麓の短いリフトで滑っておくのが無難です。あいにく私が行ったときは急な吹雪で全く景色が見えなかったのですが、まあたぶん立山山麓と似たような眺望なんでしょうね。

(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.11)

牛岳温泉スキー場

富山平野を南から見下ろすあたりに、二つの小さなスキー場が並んでいます。そのうち東側、富山市内にあるのが牛岳温泉スキー場。名前の通り温泉もあります。富山からは車で40分程度なので、市民のレジャーとして手頃なロケーションなのでしょう。道順はちょっとわかりにくいですが、地元の人が中心なら問題ないのかな。ゲレンデは実質的に広い一枚バーンのみ。広いので初心者も安心だし、晴れれば眺めもいいんだろうと思います。ただ滑走感としてはちょっと物足りない感じかな。まあ私が行ったときは天気が悪かったので、ちょっと割り引いて考えた方がいいでしょうが。

(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.11)

となみ夢の平スキー場

牛岳温泉と同じようなロケーションですが、市境を挟んでこちらは砺波市となります。とはいえアクセスは似たような感じ。ゲレンデは、こちらの方がちょっとだけ規模が小さいのですが、スタートに少しだけ急なところがあって、滑り応えでいうといい勝負かなという感じです。私が行ったときは、(牛岳温泉で悪天候にあったほんの1時間ほど前だったにもかかわらず)とても良い天気だったので、砺波から高岡にかけての町並みがとても良く見えました。

(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.11)

たいらスキー場

距離的には北陸道からそんなに離れていないのですが、合掌造りで有名な相倉地区からぐーっと山を登ってトンネルを越えた先にあるため、かなり奥地にある印象のスキー場です。ゲレンデの方も、ロケーションに負けないワイルドさで、実質的にリフト2本分のコース+迂回路しか無いのですが、どちらもかなりの手応えを感じさせる難斜面です。特に、駐車場から直接見上げる位置にあるダイナミックコースは、いわゆる「発表の場」と呼ばれるタイプの超目立ちコースなのですが、いかんせんマイナースキー場ゆえ、その駐車場にほとんど車がいないのが残念なところです。とはいえ、雪質もなかなか良いし、そこそこ滑れる人にとっては、規模のわりにかなり楽しいスキー場なんじゃないかなあ。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.20)

タカンボースキー場

世界遺産として知られる合掌造りの家々は、いくつかのエリアに分かれているのですが、その中核となる白川郷エリアと五箇山エリアの中間に位置するのが、タカンボースキー場です。白川郷や五箇山とは異なり、いかにも里山らしい斜面に3本のリフトが架かり、なんか上越あたりのロコスキー場のような雰囲気を醸し出しています。それにしてもタカンボーとはいったい何だろうと不思議に思い、現地で貰ったパンフレットなどいろいろ見てみたものの何も書かれておらず、帰ってからネットで調べてみたのですが、結局スキー場がある山の名前が「タカンボー山」だという以上のことはわかりませんでした。なお、岐阜方面から来ると、このスキー場からようやく富山県です。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.20)

イオックスアローザスキー場

洒落た名前がついていますが、イオックスというのは、スキー場がある山の名前「医王山」からとったのでしょう。そういえば、二王子ニノックスなんてスキー場もありますね。そしてアローザというのは、スイスにある「アローザ村」と提携を結んでいることを示しているそうです。さて、このスキー場の売りは、なんといっても、標高差500mのほぼ全山でナイターが可能なこと。ゴンドラを使ったロングクルージングが可能なこともあり、富山・砺波あたりから来ていると思われる人たちで、夜のゲレンデはなかなかの賑わいでした。上級者向けの斜面こそほとんどありませんが、砺波平野の灯りを見ながら、ゴンドラ沿いのコースを一気に降りるのは楽しいですよ。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.20)

七尾コロサスキー場

能登半島の真ん中あたりの、ちょっと予想もしないようなところにあるスキー場です。富山方面から向かう場合、国道160号で延々と富山湾沿いの海岸線を走っていき、とてもスキーに行くとは思えない雰囲気が続きます。ところがいざスキー場が近づいてくると、道は急に山の方に入っていき、30分ほど走って到着した場所からは海が見えるわけでもない。そんな不思議なスキー場です。それほど山が険しいロケーションでも無く、基本的には短いリフトが1本のみ。そのリフト沿いに、上級・中級・初級の3種類のコースがあるのですが、どれも30秒ぐらいで終わってしまいます。富山や高岡からは微妙な距離ですが、七尾市中心部からのお客さんが中心なんでしょうね。

(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.11)

医王山スキー場

金沢市郊外の住宅地を抜ける坂道を登っていくと、30分もしないうちにこのスキー場に到着します。駐車場からちょっと歩いてリフト乗り場に行くと、正面には驚くほどの急斜面がそびえ立っていて、ちょっとした郊外のスキー場だってことを忘れそうになってしまいます。ロケーションの便利さを考えれば、このコース1本だけでも十分な存在価値があるのですが、実は山頂から横に抜けるコースがあり、その先には初級者向けのゲレンデもあるのでご心配なく。そして更に特筆すべきはリフト券の安さ。これだけちゃんとしたスキー場なのに、1回券100円・半日券800円・一日券1500円という値段で、これならゲームセンターに行くような感覚で滑りに来られますね。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.21)

金沢セイモアスキー場

金沢市内から1時間もかからない白山北側のエリアには、魅力的なスキー場がいくつか並んでいますが、その中でも金沢寄りに位置するのがセイモアスキー場。ちなみに名前の由来がわからずWikipediaで調べたところ、カナダのMt. Seymourスキー場と提携しているんだそうです。スキー場へ向かう道は、険しい崖に挟まれた谷沿いを走り、駐車場に着いても、どんなゲレンデなのかと不安になってしまいますが、最初のリフトが急斜面を登りきると、突然大きく開けた台地の風景が飛び込んできて、まさに別世界という印象になります。その台地を縦横に走る数本のコースに加え、さらに上の山頂まで行って尾根づたいに来るコースもあり、眺めの良さ、滑走の充実感とも十分に合格点です。おまけに下山コースがこれまたかなりの急斜面で、一部には森の中を抜けて滑っていくようなハードバーンもあり、ある程度滑れる人には堪らないスキー場なんじゃないでしょうか。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.21)

白山一里野温泉スキー場

白山市と白川郷を結ぶ白山スーパー林道という道があるのですが、冬季は雪で不通になります。その行き止まり地点のちょっと手前、スキー場としては最も奥にあるのが一里野温泉です。スキー場のベースには、昔ながらのゲレンデ食堂が何軒も並び、昭和のスキー場の雰囲気を醸し出しています。同じ経営のセイモアや瀬女高原と比べても、レトロ感は際立っていますね。とはいえ、コースレイアウトとしては、ゴンドラもあり、山頂からの急斜面もあり、尾根づたいに横に流れていく広がり感もあり、一定のレベルには達していると言っていいんじゃないかと思います。あと、谷を挟んだ向かい側には、白山中宮温泉スキー場の跡地がよく見えて、けっこう楽しそうなコースなのに何で休業しちゃったのかなあ、なんて思わされます。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.21)

白山瀬女高原スキー場

一里野温泉よりちょっと手前にあるスキー場ですが、対照的に、ロッジなどはほとんどなく、とにかく駐車場に車を停めたらさっさとゴンドラに乗ってくれというような感じです。コースマップを見ると、駐車場から山頂近くまでを一気に結ぶゴンドラの存在感が圧倒的に感じられるのですが、実際に滑ってみて魅力的なのは、むしろ山頂部の裏側に広がる2本のクワッドのエリアです。こちらも滑走距離はかなりのものだし、しかも眼前に広がる湖の景色がなかなかです。もちろん、ゴンドラ沿いの長いコースも負けず劣らず立派なので、ロングクルージング派には一押しかな。なんてったって標高差766mという一線級のスペックですから。ただし長い中斜面を一気に滑れない人には、全く滑る所が無いのでご注意ください。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.21)

鳥越大日スポーツランドスキー場

白山地区のスキー場へ向かう道から逸れて20分ほどのところにあるスキー場。もしかしたら小松方面から来るのが主流なのかもしれませんが。ここは、元々は鳥越高原大日スキー場といって、標高差336mの立派な中規模スキー場だったのですが、経営悪化で一時は閉鎖が危ぶまれる状況になり、結局は山麓部の短いリフト2本のみで営業することになったようです。斜面の横幅はそこそこあるとはいえ、正直言ってどこを滑っても代わり映えしない感じで、その向こうに見える尾根を眺めながら「数年前まではあの尾根づたいに滑れたんだなあ」なんて思うと、ちょっと寂しくなってしまいます。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.21)

福井和泉スキー場

岐阜と福井を結ぶ国道158号線から、20分ばかり奥に入ったところにあるスキー場。夏はそのまま石徹白、白鳥へと抜けられる道なのですが、冬期通行止めのため、かなり行き止まり感の高いロケーションです。そんなわけで、奥地のさびれたスキー場を想定して行ってみたところ、いきなり綺麗なフード付きクワッドリフトに出迎えられてびっくり。古い集落などまったく無い場所に開けた人工的なスキー場の姿は、バブルの頃に関東近辺に散在した都市型スキー場を連想させます。ゲレンデは、そのクワッドリフトと、さらにその奥のペアリフトという構成。ペアリフトのエリアには、圧雪車の入らないパウダーエリアなんかも残されていて、良い意味で予想外のスキー場でした(と思ってネットでいろいろ調べたら、もともとはコクドが開発したスキー場だったのですね。なるほど納得)。

(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.4.9)

九頭竜スキー場

国道158号線沿い、JR九頭竜駅からも歩いていける好ロケーション。そのせいか、昔ながらのスタイルを保ちつつ、そこそこの集客を保っている様子です。ゲレンデは、大きな山の斜面に沿って、左から右にリフトが並んでいるシンプルな構成。ただしよく見ると、その中の2本だけがかなり上まで登っていて、その分コースにも変化が出来ています。向かって左の第3リフトは、そのままリフト沿いの上級コースに滑り込む感じ。一方、右側の第4リフトは、さらに高いところまで行って、そこから巻くように中級コースで降りてきます。このコースがあるせいか、第一印象よりは変化を感じられるスキー場って感じですね。

(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.4.9)

六呂師高原スキー場

越前大野からちょっと行ったところにあるエリアが六呂師高原と呼ばれていて、ホテルを中心とした観光エリアになっているみたいなのですが、そのオマケのような感じで、リフト1本のスキー場が設置されています。ゲレンデは妙に横に広くて、どこを滑っていいか迷ってしまうぐらいなのですが、まあどこを滑っても同じです。そこから見えるのは、近隣の丘陵というか何というか、あまり特徴は無いものの、のどかで落ち着ける眺めです。福井から近いので、ちょっとしたピクニック気分で来るのには良いところなのでしょうね。まあスキーに燃えてる人は期待しないで下さい。

(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.4.9)

雁が原スキー場

勝山の街から近くて便利なロケーションで、そのためかナイターなどもやって頑張っているのですが、設備の経年劣化が激しく、正直なところ侘しさを感じてしまうスキー場です。しかも、ゲレンデ入口のすぐ先が、北陸最大のスキー場であるスキージャム勝山への入口となっているため、否が応でも両スキー場の対比を考えずにはいられないというのが、哀しい宿命を感じずにはいられません。それでも一応クワッドリフトがあって、コースは基本的にそこから滑る2本。昔はその上にリフトがもう1本あったらしいですが。

(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.4.9)

スキージャム勝山

「西日本最大級」を名乗る大規模スキー場。3本のクワッドそれぞれを軸とする3つのエリアが連結したレイアウトですが、それぞれのリフトがかなり長く、確かに相当な滑り応えがあります。やはり楽しいのは一番奥のイリュージョンサイト。やや上級向けですが、コースを選べば中級者でも十分に楽しめます。ちなみに初心者でも、行ってリフトに乗って景色を見て連絡コースで戻ってくるだけなら大丈夫みたい。ファンタジーサイト・バラエティーサイトは、初中級者向けのロングコースが延々と続きます。景色もいいし、中級者のクルージングにはうってつけでしょう。唯一難点を挙げれば、駐車場から雪の上を延々と歩かされること。特に帰り道は、コースをうまく作れば駐車場脇まで滑り込めると思うんだけど。

(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.4.9)

朴の木平スキー場

安房トンネル開通のおかげで、東京からも岐阜エリアのスキー場に随分行きやすくなりました。レストハウスなどには昔ながらのスキー場の雰囲気を残している朴の木平スキー場ですが、高速リフトもあるし、ゲレンデはコースのバリエーションに富んで、結構楽しめます。麓から見て右奥の、上級者コースのところにあるペアリフトは、ちょっと不便なところにあるせいか、とても空いていて有難いですね。周囲の人がみんな名古屋弁を話しているのは、東京のスキーヤーにとってはちょっとカルチャーショックですが。

(最終滑走年:1998/最終更新日:1998.5.10)

平湯温泉スキー場

雨で新穂高ロープウェイスキー場を断念してフラフラとドライブしてたときに、たまたま通りかかったら雨が小降りになったので、「1時間ぐらい滑っていこうか」と寄ってみました。ところがこれが思いがけない大きさで、リフトがぐいぐいと登っていって、いったいこのスキー場はどこまで続くんだろうという気になってしまいました(天気が悪くて上が見えなかったせいもあるけど)。まあ、期待してなかったからこその驚きで、逆に期待して行ったら失望してしまう程度の大きさでしかないのも確かなのですが。

(最終滑走年:1998/最終更新日:1998.5.10)

ひだ流葉スキー場

リフト6本、標高差650m、最長滑走距離3000mと、高山エリアでは最大規模を誇るスキー場。ゲレンデマップを見ても、わりと大きなスキー場だなあ、という程度の感想しか持たないと思うのですが、いざ行ってみると随分と印象が変わります。その最大の特徴は、ゲレンデ中腹にあるメテオシートというペアリフト。長さ582mの何てことはないリフトなのですが、狭くて急な尾根伝いに登っていき、「下界」と「上界」を隔てている感じなのです。上界には、短いながらもリフトが2本あって、初級者もそれなりに楽しめるので、せっかくならば上まで来ようということになるのでしょうが、実はその下りが大変。リフト下にはコースは無くて、別のところを滑って降りるのですが、そのコースもかなり急なため、初級者は下りもこのリフトに乗る必要があります(結構怖いだろうなあ)。そういうわけで、初心者・初級者には全くお勧めできない、中級者でも人を選ぶ感じのスキー場ですが、逆にそこそこ滑れる人にとってはかなり面白いスキー場だと思います。

(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.11)

飛騨高山スキー場

「飛騨の小京都」高山市の名前をそのまま名乗るだけに、高山市街地の近くにあるだろうと思いきや、そんな油断をして向かうと大変な苦労を強いられる山道の向こうにあるスキー場です。それもそのはず、高山市は日本全国の市町村で最大面積を誇り(2015年時点)、その面積たるや香川県や大阪府を上回るというのですから。そんなわけで、標高570mの高山市中心部から登ること740m、スキー場のベース部は標高1310mです。そこから山頂までわずか標高差237mですが、リフトやコースは2方向に伸びていてバリエーションもあるし、周囲を見渡せば北アルプスの山々の美しい姿が見えるし、アルペン的な雰囲気が十分に感じられるスキー場です。

(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.11)

モンデウス飛騨位山スノーパーク

高山市中心部から南西方向に30分ぐらいのところに、なんだか由来のよくわからない名前のスキー場が2つあります。その一つ、位山の麓にあるモンデウス(「ゼウスの山」ぐらいの意味)ですが、名前にこれといった由来があるわけでも無さそうです。駐車場に車を停めると、とにかく広いゲレンデが正面に広がっているのですが、これがまさしくこのスキー場のすべて。中央にあるクワッドリフトで標高差300mを登り、そこから右でも左でも好きな方へ滑って降りてくればよい、というレイアウトです。一応山頂から裏手に廻る林間コースのようなものもあるのですが、それはあくまでおまけ。とにかくだだっぴろいコースを大回りで一気に滑る。このスキー場はそれに尽きます。

(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.11)

ひだ舟山スノーリゾートアルコピア

こちらも由来のよくわからない「アルコピア」スキー場。やはり駐車場の前に広い斜面が広がっているのですが、更にその上にリフト1本分のコースがある分、広がりを感じることができるレイアウトです。しかもその上部にある4本のコースが、滑走感・眺望・バリエーションのどれを取ってもなかなかのもので、この部分だけでもモンデウスといい勝負という感じです。加えて、そこから一気に麓まで滑ろうとすると、中間地点でドッグレッグ上になっていることから、さらにコース変化を味わうことができるというメリットもあります。初中級者でも頑張れば上まで行けそうだし、標高差400mという中規模スキー場としては、なかなか頑張っているといえるのではないでしょうか。

(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.11)

アウトドアインもたいスキー場

東海北陸道を名古屋側から北上していくと、まず最初に現れるスキー場ですが、多くの人にとっては「現れる」ことにすら気付かない程度の地味なスキー場です。街道から横に逸れて結構奥まで進み、ほとんど行き止まりというところにリフト1本のゲレンデがあります。「アウトドアインもたい」というのは、このあたり一体でスキーをしたりキャンプをしたりできる施設全体を指しているみたい。ちなみに漢字では「母袋」と書いて「もたい」と読みます。温泉は地味ながらもそれなりに惹かれる感じがありますが、ゲレンデの方は一目瞭然。登ったリフトの脇をまっすぐ滑ってきて終わりです。あとなぜか目立つのが「母袋とうふ」の看板。豆腐と温泉で満足できる人なら、ついでにちょっと滑っていくのもいいかも。

(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.4.9)

しらおスキー場

名古屋・岐阜方面から東海北陸道を北上していくと、わりと最初の方で現れるスキー場。駐車場からは短いコースがひとつ見えるだけですが、その奥にはかなり複雑なレイアウトが広がっています。パラレルにかかる長めのペアリフトに乗ると、振り子沢と呼ばれるコース沿いに登ったあと、いきなり開けた場所に到着。ここがスキー場でもっとも華のある場所という感じですが、そのゲレンデのトップから更に奥に抜けると、再び谷間を縫うようなコースが広がり、その先のリフトでスキー場の最高標高点に至るというしくみになっています。全体の構成を理解するのは難しいですが、その分スキー場の広さとバラエティを感じることが出来、私としてはかなり推したいスキー場ですね。しかもサンライズスキーなんてこともやって頑張っています。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.20)

ホワイトピアたかすスキー場

東京からはるばる運転して、深夜1時過ぎにここについたのですが、平日ということもあり、ここの仮眠施設は最高です。予約なしで1泊2000円、快適なベッドに大浴場つき。そして目が覚めたらそのまま目の前のゲレンデに直行です。ゲレンデの方は、中央の谷と両側の尾根という構成で、谷の部分に眺めのクワッドリフトが架かっています。他のリフトもあるんだけど、基本的にはメインのクワッドで全部のコースが滑れる感じ。にもかかわらず、尾根・谷・尾根と三つの主流となるコースに加え、尾根から谷に降りるサブコースも各種取り揃え、かなり飽きのこないレイアウトになっています。個人的には、山頂から尾根伝いに長い距離を滑れる「パノラマウェイ」が、かなり気に入りました。天気がいいと、ダイナランド・高鷲スノーパークが良く見えます。その向こうに見えた貫禄のある頂は白山でしょうか。

(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.4.9)

白鳥高原スキー場

ゴルフ場を利用しているとかで、標高差も急な斜面もないものの、広いエリア全体を自由に滑ることができるのが特徴的なスキー場です。ゲレンデトップからは、谷を挟んでウィングヒルズ白鳥が見えるのですが、こちらの斜面が物足りないせいか、向こうがやけに楽しそうに見えるのは仕方の無いところでしょうか。それにしてもクワッドリフト1回券800円というのは高いよなあ。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.20)

ウイングヒルズ白鳥リゾートスキー場

ゴンドラを中心として豊富なコースに恵まれ、中級者のロングクルージングには特に楽しいスキー場です。初級者でも山頂から楽に降りてこられるし、上級者向けの斜面もそれなりにあります。加えて、このエリアでは突出した商業主義的雰囲気に覆われており、特にベース部のレストハウス周辺では、DJの声や音楽、そしてこれでもかというぐらい派手なポスターやチラシに囲まれて過ごすことになります。そういえばスキーバブルの頃には、ここは予約制のスキー場だったんですよね。高速を降りてからの運転がちょっと大変ですが、頑張って来てみればそれなりに満足して帰ることができるんじゃないかと思います。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.20)

いとしろシャーロットタウンスキー場

いとしろって何のことだかわからないし、シャーロットタウンなんて小洒落た名前がついているから、なんだかメルヘンチックな場所を想像してしまいますが、実際は、クワッドリフト沿いのまっすぐな斜面を中心として、小粒ながら質実剛健といった感じのスキー場です。ちなみに「いとしろ」というのは、漢字では「石徹白」と書くそうです。山道を抜けてきたウィングヒルズの更にその奥というロケーションもあり、シャーロットと名乗ってなければかなり物々しい雰囲気だと思うのですが、そこで見事に裏をかいたこのネーミングは、果たして成功したといえるのか?

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.20)

ダイナランドスキー場

古くから名古屋エリアの人たちのメインゲレンデだったダイナランドですが、隣に高鷲スノーパークができ、さらに共通券で相互に滑り込むこともできるようになって、いよいよ東北・関東にも負けない大規模リゾートの仲間入りという感じです。その中で、新興の高鷲スノーパークに比べ、昔ながらの感じが残っているのがダイナランド。標高差などのスペックはそれほどでもありませんが、初級から上級までのコースが複雑に絡みあったレイアウトで、思いのほか広さを感じさせます。昔のゲレンデ案内を見ると、βライナー山頂からαライナー方面への連絡コースが無かったみたいですが、このコースが出来て、エリア全体の立体感がぐっと強まった感じですね。

(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.4.9)

高鷲スノーパーク

奥美濃エリアで最も後発ながら、ゴンドラと3本のクワッドを擁し、盟主的存在になった感のあるスキー場です。ダイナランドとは対照的に、スペックではかなり大規模ながら、滑ってみると割りとシンプルな印象です。エリアごとに対象レベルがはっきり別れてしまっているので、回遊する楽しみというのがやや薄いのが残念。チャンピオンコースを滑ると、そこからゴンドラ乗り場まで「動く歩道」みたいなのに乗らないといけないなど、一見エリア間の連絡が悪いような気がするのですが、よく見てみると、マップでは気付かないところに連絡コースがあったりして、工夫さえすれば快適に行き来できる構造になっています。ゴンドラが立ち乗りっていうのは、まあ人によって評価が分かれるところかな。

(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.4.9)

ひるがの高原スキー場

「ひるがの」って書かれると、昼という字を連想して、なんだか明るいイメージを持ちますが、実は「蛭ヶ野」っていうのが本当の地名だったりして、まあ名付けの作戦勝ちって感じですね。実際、事実上リフト1本のなんてことないスキー場なのですが、国道沿いというロケーションともあいまって、なぜか異常に混んでいます。ちなみにこのあたりは、太平洋に流れ込む長良川水系と、日本海へ流れ込む庄川水系とが別れる地点であり、すぐそばに「ひるがの分水嶺公園」なんてのがあったりするのですが、険しい峠があるわけでもないので、ちょっと気付きにくいですね。

(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.4.9)

郡上高原スキー場

多くの有力スキー場が位置する高鷲エリアの中にポツリとあるリフト1本のスキー場。併設された郡上高原ホテルの専用ゲレンデという趣きです。私が訪れたのは平日だったので、きっとガラガラだろうと思ったらさにあらず。お揃いのウェアを着た修学旅行生が大量に滑っていて、リフト待ちすらあるぐらいだったのです。いやースキー場の経営っていろんな作戦がありうるものなんだなあ。ちなみにコースは初級者向け1本のみなので、普通に滑れる人は周辺のメジャースキー場に行っておくのが無難です。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.20)

荘川高原スキー場

高鷲のスキー場激戦地区を通りぬけ、御母衣湖という湖のほとりにやってきたところで、さりげなく現れる小さなスキー場。まず最初に見えるのは、1本のリフトと、その横に広がる、無意味な程に横に広いゲレンデです。そのリフトに乗った先にはもう1本リフトがあり、そちらは山頂から普通のコースで降りてくるというありがちなレイアウトです。そういう意味では極めて標準的なロコスキー場なんだけど、下部のコースの無意味な広さが印象を曖昧にしてしまうという、何とも言えないスキー場ですね。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.20)

白川郷平瀬温泉白弓スキー場

岐阜から富山県砺波を目指す白山街道(国道156号)は、全体的に山深い道ですが、このあたりは谷の幅も広く、ちょっと落ち着いた雰囲気です。スキー場は白川郷を名乗っていますが、我々が白川郷という言葉からイメージする山深さは、もう少し富山寄りの険しい山の中でしょうか。ゲレンデは、谷に向かってそびえる山肌の一部にリフトを1本かけただけという感じですが、斜面が急になる手間に中間降場があるため、実質的には縦に二つコースが並んだような雰囲気です。上のコースはそれなりに急ですが、距離がそんなにないので、滑れる人にとっては一瞬で終わってしまう感じですね。

(最終滑走年:2010/最終更新日:2011.5.20)

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