トロアヴァレー 2004/3/6〜2004/3/14

準備不足編その１ / 準備不足編その２ / 巨大ロコスキー場編 / 世界最大のスキー場・メリベル編 / 世界最大のスキ−場・ヴァルトラン編 / 世界最大のスキー場・クールシュベル編 / リヨン編 / パリ編

　　準備不足編　その１ (2004/?/?〜3/5)

●勤続10年のリフレッシュ休暇

　不真面目ながらも今の会社で10年間働き続け、その御褒美に5日間のリフレッシュ休暇を貰えることになりました。前後に週末を付ければ9連休です。それで、以前から念願だった、フランスのトロアヴァレーにスキーに行くことにしました。3月初めに大事な仕事があって、それまでは休めそうになかったので、3月第2週ということで決定です。

　諸般の事情で直前までドタキャンの恐れがあり、いつになく準備不足のまま当日が近づいてきます。とりあえず航空券だけは押さえないとしょうがないので、滞在時間を長く取れることを優先し、マイレージのことは考えず、エールフランスのチケットを予約しました。あと、スキー場の宿だけはということで、トロアヴァレーの中心部、メリベルの宿をインターネットで探したのですが、どうやらフランスのスキーバカンスは一週間が基本ということで、３〜４泊で泊めてくれるところはなかなか見つかりません。結局、★なしの安宿で、一階はパブになっているという、ちょっと謎めいた"Hotel Doron"というところが４泊で予約することができ、なんとか旅行の目処が立ったのでした。

　ヨーロッパは国が多いので地図を書くのも大変ですね。さて、アルプスというとスイスと思う人も多いかもしれませんが、実はフランスにもかかっています。左の図で網かけしてあるあたりがアルプスで、国でいうと、フランス、スイス、イタリア、オーストリア、ドイツといったあたりが含まれます。中でもフランス部分には、今回の目的地であるトロアヴァレーの他に、シャモニー、ヴァルディゼール/ティーニュ、ラプラーニュなど、大型のスキー場が並んでいます。そしてその中でも、トロアヴァレーは「世界最大のスキー場」と呼ばれ、その広さは‥‥‥まあ、おいおい語っていきましょう。

　右の図にあるように、このあたりのスキー場の玄関口になるのは、スイスのジュネーブです。フランスのスキー場に行くのにスイスの空港に降りるというのも何だか変な感じですね。実際のところ、ジュネーブというのはスイスがフランスの中に突き出したようなところにあり、中でもジュネーブ空港は、スイスとフランスの国境に接したところにあり、飛行機を降りたらそのままフランスに入国することもできるようになっていたりします。

　ジュネーブからトロアヴァレーは約150km、車で３時間強といったところです。途中、1992年の冬季オリンピック開催地アルベールビルを通ります。そう、トロアヴァレーでも、オリンピックの一部種目が開催されたのですね。ちなみに1968年の開催地・グルノーブルも近所です。

　さて、当初は日本からジュネーブに飛んで、そのままメリベルに直行するつもりでしたが、ぐずぐずしていたせいで、その日のホテルが取れず、翌日からHotel Doronに4泊という日程になりました。それをふまえて上の表のような予定を立てました。同行する妻の体力を考えると、スキーは4日程度、なおかつパリ観光も入れたいという盛り沢山な日程です。効率的に移動するため、ジュネーブからリヨンまでレンタカーを借りることにしました。初日の宿は、ジュネーブとメリベルの中間ぐらいにあるアヌシーというところにしました。せっかくなので、アヌシーに泊まった翌日は、別のスキ−場で滑ってからメリベルに移動することにします。あとはパリ市内のホテルですが、これはネットで探せば山ほどあるので、まあ難なく予約することができました。

●出発まで

　今回はスキーということで荷物も多いし、行きの飛行機の出発が早いので、車で行って成田に前泊することにしました。駐車場は帰るまで無料ですから、結構安上がりのうえに楽ですね。以前は成田ビューホテルに泊まったこともあったのですが、今回はヒルトン成田の安いプランを発見。ツインで7900円というのはお得な感じです。

　というわけで、金曜日の夕方、定時で仕事を終えて帰宅すると、すぐに成田に向けて出発。首都高速と京葉道路が渋滞していたので、外環と一般道を駆使し、途中で夕食を済ませて10時半に到着。サッカーU-23日本代表対UAE代表の試合がちょうど始まるところで、そのままテレビ観戦。快勝に気を良くして眠りについたのでした。

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