その2:出発編 (12/19) |
2001年12月19日水曜日。出発です。定時まで仕事をしてようかとも思いましたが、やはり若干の余裕をみて3時半に早退、帰宅するとすぐに家を出て、上野に向かいます。ここで妻と落ち合い、多少の買い物をしてから、京成の「イブニングライナー」で成田に向かいます。これはスカイライナーの通勤電車版で、こういうのが走ってるってことは、要するに会社員の皆さんが帰宅する時間帯なわけですね。船橋やら津田沼やらで、ホームにいる疲れた顔の人たちと目が合ったりすると、恥ずかしくもありながらちょっぴり優越感も感じます。順調に成田に到着。チェックインのあと、お茶を飲んだりしながら時間をつぶして、午後9時に出発。まだ年末のラッシュは始まってないし、夜遅くて空いてるというのもあって、とても気楽な出発です。ただ、準備に追われて座席のリクエストをするのを忘れていたため、中央5列シートの2列目と3列目になってしまったのがちょっと残念。まあ、夜から朝のフライトなので、どうせほとんど寝て過ごすのであんまり関係ないのですが。で、映画もほとんど見ず、しっかり眠って朝になり、午前11時過ぎ、オークランドに到着しました。
タヒチで羊?上の写真を見て何だろうと思ったでしょうが、これはニュージーランドですね。さて、パペーテ行きの飛行機は午後6時過ぎに出るので、半日ほどオークランドで時間をつぶすことになりました。同日の乗換えなので、荷物は預けっぱなしでパペーテまで運んでもらえます。おまけに空港使用料も払わなくていいという、ちょっと得した感じです。さて、両替でちょっとばかりのニュージーランドドルを手に入れ、これからどうしようかと考えます。なにしろ夫婦(正確にはまだ挙式前なのですが)で過ごす初めての海外だというのに、いきなり中途半端な状況でとまどいましたが、とりあえずガイドブックを見て、ワンツリーヒルという眺めの良さそうな丘に行ってみることにしました。もうじき昼食どきですが、丘の上になんかあるだろうと思い、妻が空港で買ったバナナと日本から持ってきた小さいあんドーナツだけを持って、タクシーに乗りました。約20分で到着。車で丘のてっぺんまで行けるので楽ですね。
右の写真がワンツリーヒルのてっぺんです。うかれて妙なポーズをしてる人のことは気にしないで下さい。まあ眺めが良さそうなのはわかりますね。ただし、丘の上には売店とかそういうものは何にもありません。ということに気付いたころ、徐々にお腹が空いてきます。しょうがないので、芝生に座ってバナナとあんドーナツの昼食。なんか惨めに聞こえるかもしれませんが、眺めはいいし空気は美味しいしで、本人達はいたって満足です。
さて、あとは空港へ帰るだけかと思ったのですが、微妙に時間が余っています。そこでタクシー代の節約も兼ねて、市バスで街の中心部に出てみようということになりました。丘の下の商店街まで歩いて出ると、ちょうど中心部へのバスが出たところでした。まあすぐに次が来るだろうと思い、店のおばちゃんに「ここでいいんだよね」と確認してのんびり待ちます。ところが次のバスがなかなか来ず、約30分後、もうあきらめてタクシーにしようかと思いかけたところで、ようやくバスに乗れたのでした。結局中心部についたときには時間の余裕がまったくなく、降りたその場で空港バスを待つということになってしまいました。(それでも中心部の雰囲気だけでもわかって良かったけど)で、空港バスに乗って再びオークランド国際空港到着、チェックインをすませて搭乗です。ぼちぼちお腹が空いてきたところですが、離陸してしばらくするとうまい具合に機内食の時間ですね。約5時間のフライトで、いよいよタヒチに到着。窓から見えるパペーテの夜景は、思ったよりも地味な感じでした。