イメージ写真 タヒチ
(French Polynesia)


2001/12/19〜2002/1/2

準備編 / 出発編 / 到着編 / ウェディング編 / ボラボラ観光編 / フアヒネ編 / ヴァヒネ編 / タヒチ本島編 / ニュージーランド再上陸編 / 帰国編


  その1:準備編 (2001/10/?〜12/18)


●まずは旅程と航空券

 新婚旅行であります。したがって、妻(というか当時は婚約者ですが)と相談して意見の一致をみなければなりません。妻は10年ぐらい前からタヒチに憧れていたとのことで、この要望は聞いてやらないと一生恨み言をいわれそうです。しかし、パックツアーが何よりも嫌いな私としては、長い休みを取ることでもあるし、何か変わったプランを考えたい。で、タヒチからアメリカに移動してコロラドあたりでスキーをしようか、などと色々と考えていたのであります。ところが、2001年9月11日の米国同時テロで予定がすべて狂います。(そのとき私がたまたまアメリカにいたという話はあんまり関係ない)年末に欧米の飛行機に乗るのは気が進まないという妻の意見を汲み、オセアニアのみの旅程とするという結論になりました。

 さて、まずは航空券です。成田からパペーテ(タヒチの首都)に行くエア・タヒチ・ヌイのフライトは週1便、火曜日の出発です。2001年12月末の場合、火曜日は18日と25日。18日では会社を8日も休まなければいけないし、25日では一週間で帰ってこなければなりません。そこでやむなく経由便を探すことにしました。ところがテロが怖いのは我々だけではなく、10月初旬の段階で既に格安チケットはどこも満席。キャンセル待ちすら入らないという有り様です。(テロの後遺症で予約が混乱していたというのもあるのでしょうが)一人旅なら直前のキャンセルを見越して様子を見るということもできますが、さすがに新婚旅行だけにさっさと予約を確定させたい。そう思ってインターネットでいろいろ探していたところ、これがまさに灯台もと暗し、ニュージーランド航空のオフィシャルサイトで、東京−オークランド往復およびオークランド−パペーテ往復のPEX航空券が結構安くて買えるのを見つけたのです。この時点で、12月19日夜成田発、オークランド乗換えで20日深夜にパペーテ着、帰りは30日深夜にパペーテを出て、オークランドで1泊、1月2日の夕方に成田着という予定が決まったのでした。出発が夜遅いので19日も出社することができ、休みは6日で済むことになりました。



●ホテル&挙式、それからタヒチの飛行機

 さて、タヒチで新婚旅行といえば水上バンガローです(日本ではコテージという人が多いけど、現地ではバンガローと呼んでいます)。ここでもインターネットが大活躍。ボラボラ島の高級リゾートのひとつ、ボラボラ・ラグーン・リゾートが、3泊の料金で4泊OKというキャンペーンをやっています。調べてみるとなかなか良さそうなホテルだし、それにここではポリネシアンスタイルの結婚式というのもできるらしい。ということで、とんとん拍子に予約が進んでいきます。諸般の事情で二人だけの海外挙式を考えていた私たちにとっては、ポリネシアンスタイルの挙式も非常に興味をそそられるものでありました。ついでに挙式のビデオ撮影もお願いしてみたところ、ホテルではやってないが、近所のカメラマンに予約を入れてくれるとのこと。挙式+ビデオ撮影で約13万円というのは、日本でやるのを考えたら破格の安さです。

 さて、国際線のフライトが到着するパペーテは、タヒチ島という島にあります。でも、リゾートとして皆が訪れるのは、ボラボラ島とかモーレア島とかフアヒネ島とか、そういう周囲にある島々です。これらの島の間は船でも行き来できないことはありませんが、時間の限られた旅行者はやはり飛行機を使うことになります。幸い、国内線を運行するエアータヒチにもウェブサイトがあるので、そこで時刻表を調べて予約のメールを入れました。タヒチ島−ボラボラ島−フアヒネ島−ライアテア島(タハア島)−タヒチ島、という巡回のスケジュールがこの時点で決定です。いやーどんどん決まっていきますねえ。

 移動のスケジュールが決まったら、他のホテルも予約しなくちゃ。そういうわけで、妻の憧れのホテル・ボラボラも1泊だけ予約し(ビーチバンガローなのに、ラグーンリゾートの水上バンガローより高かった)、更に、タハア島のリゾートホテルとフアヒネ島のペンションも確保しました。ここまでがインターネット。それから、到着初日は深夜着なので、パペーテ市内のビジネスホテルにFAXを送って予約。これで全12泊のうち10泊分の予約が確定です。普段はこんなに予約をしていくことはないのですが、さすが新婚旅行と我ながら感心してしまいました。いやいやなんだか自分でパックツアーを作ってしまったような感じですね。でもまあなかなか良くできたスケジュールで、本人としても御満悦の状態なのでありました。

 スケジュールを表にまとめてみると以下のようになります。日付変更線を行ったりきたりするので、日付が戻ったり、ポンと一日飛んじゃったり、ややこしいですね。さてさて、どんな旅になることやら。

日付行程宿泊
2001.12.19 (水)成田発(機内泊)
12.20 (木)オークランド乗換、(日付変更線通過)パペーテ着 Hotel Royal Papeete
(再)12.20 (木)パペーテ >> ボラボラBora Bora Lagoon Resort
12.21 (金)結婚式!Bora Bora Lagoon Resort
12.22 (土) freeBora Bora Lagoon Resort
12.23 (日) freeBora Bora Lagoon Resort
12.24 (月) free (ホテル移動)Hotel Bora Bora
12.25 (火)ボラボラ >> フアヒネPension Mauarii
12.26 (水) freePension Mauarii
12.27 (木)フアヒネ >> タハアVahine Island Resort
12.28 (金) freeVahine Island Resort
12.29 (土)タハア >> タヒチLe Meridien Tahiti (後述)
12.30 (日) free、パペーテ発(機内泊)
12.31 (月)(日付変更線通過) 
2002.1.1 (火)オークランド着、freeHotel Sheraton Auckland (後述)
1.2 (水)オークランド >> 成田 

 タヒチって言われてもどのへんにあるんだか‥‥‥という人のために、ついでにタヒチの地図をつけておきましょうね。思いっきり手抜きで書いてみましたが、わかりますか?左の地図が日本とタヒチの関係です。真ん中の線が日付変更線ですね。我々は青い線に沿って飛んでいきます。途中、ニュージーランドのオークランドで乗り換えるわけですね。そんでもって右の地図がタヒチの島々です。中心となるタヒチ島(中心都市はパペーテ)から北西に向かって、モーレア島、フアヒネ島、ライアテア島、タハア島、ボラボラ島などが並んでいます。我々は、細い線に沿って、タヒチ島からボラボラ、フアヒネ、ライアテア(船でタハア)と回ってタヒチ島に戻ってきます。

タヒチの地図1 タヒチの地図2

●その他もろもろの準備

 さて、旅行というのは、計画を立てたり準備をしたりしているときが一番楽しいといいます。計画の大筋はできてしまいましたが、細かいところがまだ残ってますね。「ごくらくボラボラ」などのウェブサイトでいろいろ下調べをしつつ、買い物などの準備を整えます。泳ぎが苦手な私は、アウトドアの店でカヌー用のライフジャケットを購入しました。ちょっとかさ張りますが(でも当然軽い)、これはなかなかのヒットでした。あとは、アクアシューズとか、軍手とか、カップラーメンとか、水中用の使い捨てカメラとか、まあだいたいタヒチ向けのガイドなどに良くかかれているものですが、確かにどれもとても役に立ちました。あとから思えば、蚊対策を十分にしていかなかったことだけが失敗だったのですが‥‥‥。あとは、レンタカーを借りる可能性があるので、国際免許を取りにいって準備終了です。ついでにさっさと婚姻届を出して妻の分の新しい名字のパスポートも作り、あとは出発を待つだけだなあ、と思っていたところで、帰りに立ち寄るオークランドのシェラトンの安いプランをまたしてもインターネットで見つけてしまい、更に予約を入れて出発の日を迎えたのでありました。




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