元祖都市型スキー場として「極楽スキー」でも評価の高かった軽井沢プリンスです。スペックを見るとかなり小型の部類に属するのですが、実際に滑ってみると、レイアウトがかなり良くできていて、思いの外広さを感じます。そのうえ、小さいとはいえ孤立峰の山頂から滑れるのも好印象。眼下に広がる軽井沢の風景も悪くありません。ただ、プリンスという名前からイメージするような高級感はさほど無く、どちらかというと、アウトレットと組み合わせて庶民のお手軽スキー場という雰囲気ですが。
(最終滑走年:2007/最終更新日:2008.1.5)
子連れということで、あえて空いていそうなマイナースキー場に行ってみたのですが、これが予想外の高得点。何よりまず、山頂から目の前にそびえ立つ浅間山の圧倒感が堪りません。さらにその周囲に広がる北軽井沢の針葉樹林も落ち着いたいい感じです。ゲレンデも、コンパクトかつシンプルなレイアウトながら、初級から上級までひととおり揃っており、各コースの滑り応えもなかなかです。事実上リフト1本みたいなスキー場だし、インターからもちょっと遠いですが、意外と穴場なんじゃないかと思いました。
(最終滑走年:2007/最終更新日:2008.1.5)
高速道路のパーキングエリア直結ということで有名になったスキー場。ただ、メインとなるのは、尾根を挟んで高速とは反対側のエリアとなります。周囲にはほとんど積雪のない人工雪オンリーのスキー場で、ロケーションもちょっとパッとしない感じ。ゲレンデも、尾根の両側にリフトが縦に2本ずつ繋がっているだけのシンプルなものです。そういう意味で、高速直結という売りがすべてといってもいいかもしれませんが、それでもドライブの途中に寄ってみたいという方はどうぞ。
(最終滑走年:2007/最終更新日:2008.1.5)
スキーバブルの頃には、12月の日曜日の夕方のニュースとかで「各地のスキー場は大勢のスキー客で賑わいました」とかいうコメントとともに良く映されていたスキー場です。温泉が有名ですが、温泉街からちょっと遠いのが難点。標高差は結構ありますが、中間地点で分断されている感じで、さらに上半分は実質的に上中級者限定。しかも振子沢・清水沢の2本のメインコースは、両側を壁に挟まれていて圧迫感が強く、決して快適とは言えません。とはいえ、山頂に近い本白根ゲレンデの雪質と雰囲気も、なかなか捨て難いものがあります。一方、麓にはこのスキー場の顔といえる「天狗の壁」がありますが、距離が短く滑り応えはほどほど。それでも天狗の壁の上から見渡す草津温泉一帯の景色はなかなかです。繰り返しに適したコースがあまりないので、さっと滑って早めにあがり、西の河原露天風呂でのんびりというのが良いのかな。
(最終滑走年:2013/最終更新日:2014.2.11)
草津温泉の外縁部にある大型ホテル「ホテルヴィレッジ」の敷地内に、リフト1本の小さなスキー場があります(一応宿泊者以外も滑走可)。ホテルの宿泊者向けの娯楽施設の一つという感じで、本格的なスキーには程遠いのですが、短いなりにまあまあの斜度があるし、木々に囲まれた雰囲気も悪くはありません。とはいえちゃんと滑ると20秒ぐらいで終わってしまいますから、まあ普通は宿泊者以外で滑りに来る人なんていないのでしょうが。
(最終滑走年:2018/最終更新日:2018.3.25)
温泉で有名な万座は、綺麗な山に包まれた居心地の良いスキー場です。ゲレンデ案内を見ると、規模としてはそれほど大きくもないし、朝日山ゲレンデが営業をやめて、いよいよバリエーションが無くなってきたかという感じもするのですが、全体の雰囲気が良いので、あれこれ考えずにのんびり滑っているのは快適です。コブ好きの人が楽しめる斜面は第4ゲレンデぐらいしかありませんが、ここだけを繰り返し滑るのに便利なリフトもないので、そういうガツガツしたスキーは諦めて、景色を見ながら初心者と一緒に淡々と滑るものと割り切った方が楽しめるでしょう。天気の良い日には、万座山の山頂から、志賀高原から斑尾、妙高にかけての素晴らしい眺めを見ることができます。営業をやめてしまった第1高速リフト沿いのコースを「バックカントリーエリア」として開放してくれているのは嬉しいのですが、頑張って登ったわりにはすぐに終わってしまってちょっと物足りないかもしれません。
(最終滑走年:2019/最終更新日:2015.8.11)
宿泊施設が無いせいか、万座温泉より地味な印象の否めない表万座ですが、ダイナミックな滑りを求めるならばこっちという感じです。リフトはどれも距離が長く、クルージングに適した斜面には恵まれています。また、山肌に包まれたという印象の万座温泉に対し、こちらはむしろ遠くの山並の雄大な景色を見ながら滑るという感じで、スピードに乗った大回りをしたい気持ちになってきます。週末のレストハウスの混雑が唯一の欠点で、上の方に「レストランダウンヒル」でも作ってくれると文句ないんだけどなあ。
(最終滑走年:1996/最終更新日:1999.1.17)
いかにも最近風の、ゴンドラを中心とした初中級コース主体のスキー場。山頂付近からは、正面に(旧)表万座スキー場、その左手には万座温泉スキー場、そして右のずっと奥には浅間山の美しい姿を見ることができます。チャレンジングなコースはありませんが、景色を味わいながらのクルージングと割り切れば、上級者でも結構楽しめると思います。(旧)バラギ高原のコースへは、ごく自然に滑り込んでいくことができます。ゲレンデ正面にそびえるパルコール嬬恋リゾートホテルは、ちょっと古い感じはするものの、施設は一通り揃っているし、ロケーションの便利さを考えると十分にお勧めだと思います。
(最終滑走年:2019/最終更新日:2015.8.11)
パルコールができる前は、バラギ高原として比較的地味に営業していたスキー場でした。もともとクワッドリフト2本を軸としたシンプルなレイアウトで、パルコールとの合併時には、似たようなゲレンデ構成のスキー場だけに、ホテルやゴンドラが無いぶん存在感が無くなってしまったのはやむを得ないでしょうね。結局いつのまにかバラギ高原という名前は消えてしまいましたが、シンプルなコースながらも、モーグルバーンやウェーブコースなどを作って頑張っています。パルコールの山頂と言わずとも、このあたりでも浅間山の眺めは十分に綺麗です。
(最終滑走年:2019/最終更新日:2015.8.11)
これといったリニューアルもされておらず、雑誌や本などでも扱いの小さいスキー場ですが、ゲレンデの規模はそこそこのものがあります。シンプルなレイアウトではあるものの、一つ一つの斜面は幅も広くて滑りやすい感じです。正面に白根山や表万座などが見える景色の良さも売りの一つ。レストハウスはお世辞にもお洒落とは言えないし、高速リフトもありませんが、他のスキー場が混みそうな連休なんかには、けっこうお勧めできる穴場スキー場の一つです。
(最終滑走年:2018/最終更新日:1999.1.17)
鹿沢ハイランドのメイン宿泊地となる「新鹿沢温泉」の源泉である「鹿沢温泉(宿1軒)」のすぐ傍にあるスキー場。「鹿沢国民休暇村」自体はむしろ鹿沢ハイランドの近くにあるんだけど、そのへんの経緯は知りません。ゲレンデは、リフト1本が架かった中斜面の上に、急斜面と中斜面が左右に並んでいるといった感じで、半日ぐらいだったら楽しんで滑れそうです。ここの山頂から湯の丸スキー場へ滑りこんでいくコースもあるらしいけど、戻ってくるのが大変なので行けませんでした。
(最終滑走年:1996/最終更新日:1999.1.17)
小諸から嬬恋方面へ抜ける道の一つが、ちょうど浅間山のたもとの峠に差し掛かったところにあるのが湯の丸スキー場です。当然のことながら、一つ隣りの峠にあるアサマ2000と並んで標高はかなり高く、ちょっと寒さは強烈です。もともと大した規模ではない上に、道路の両側にコースが分断されてしまっているので、滑りの充実感はほとんどありません。「空いていて、雪が良い」というキーワードに心曳かれる場合にだけ来るのが正解と言えるでしょう。
(最終滑走年:1996/最終更新日:1999.1.17)
隣りの峠にある湯の丸と非常に良く似た特性・スペックのスキー場ですが、こっちの方が ほんのちょっと標高が高く、ほんのちょっとコースが広く、ほんのちょっと宣伝がうまいせいで、知名度ではかなり差をつけています。峠から北側の道は冬期通行止めになってしまうので、通り抜けの車がなく、その分ちょっとだけ静かな感じがします。そういう細かい違いを考えた上で、湯の丸とアサマ2000のどっちに行く方が良いか決めて下さい。
(最終滑走年:1993/最終更新日:1999.1.17)
標高差が無く、短いコースが横に並んでいるというレイアウトのため、これまで敬遠していたスキー場ですが、行ってみると結構楽しめました。太郎山エリアは、山頂からいろんなコースに滑り込めるのが楽しいし、コースも広くて斜度もそこそこで気持ち良い。ダボスエリアは少々単調ですが、太郎エリアを起点にちょっと遠征してくる感じかな。ホワイトダボスエリアへは車で移動になりますが、駐車場が無料なのがちょっと嬉しいですね。ホワイトダボスは斜面は悪くないのですが、設備が若干古い感じなのと、東向きなので午後は暗くなってしまうのが難点ですね。最近は「パインビークスキー場」と名乗って、ここでしか使えないチケットをコンビニなどで売っているようですが、むしろ方向としては、菅平全山でのスキーサーカスを目指すべきだと思うんだけどなあ。あと、余談ですが、ダボス観光トリプルリフト乗り場近くのレストハウスのビーフシチューセットは絶品です。ちょっと高いですが是非ご賞味あれ。
(最終滑走年:2018/最終更新日:2001.1.21)
普通のスキー場は山に造られるものですが、ここの場合は、蟻地獄の巣のような穴に造られたという方が近いような気がします。駐車場は一応ゲレンデ下部にあるのですが、そこからリフトに乗って上まで行くとペンションがいっぱい建っているという、不思議な光景を目にすることになります。ゲレンデ自体は、標高差170mと小規模ながらコース取りが豊富で、スペックよりは多少良く見える感じです。菅平の喧騒に飽きたらちょっと来てみるぐらいには良いかもしれません。
(最終滑走年:1987/最終更新日:1999.1.24)
美ヶ原高原の北斜面にあり、地形的には車山とかの八ヶ岳・蓼科エリアに含めるべきなんでしょうが、あいにく美ヶ原高原からの道路が冬期不通で上田から行くしかなく、そういうわけで上信越道のグループに入れてみました。地図で見ると気付きにくいのですが、実際に行ってみると、美ヶ原方面への分岐点を過ぎたあたりから急な登りとなり、けっこう山深いところに位置しています。リフトは縦2本で、上のリフト沿いに初中級コース、下のリフト沿いにも初中級コース、それに下のリフトから迂回コースのようなところに行くと、最後に短い上級コースという構成です。ここのスキー場は、リフト券になぜか「練馬区民割引」というのがあるのですが、どうやら近くに練馬区の教育施設があるらしく、学校行事などで大勢のお客さんが来るみたいですね。
(最終滑走年:2018/最終更新日:2018.3.25)