志賀高原
「私をスキーに連れてって」以来、志賀高原らしくないリゾートイメージが定着している焼額ですが、ゲレンデ自体は中の上ぐらいのレベルです。ゴンドラは2本もあるし、一の瀬の方から滑りに来て一日遊んでいくには良いところですね。レイアウトは一見単純に見えるのですが、意外と横の移動がしにくいので、結局は毎回ゴンドラで一番上まで登って、希望のコースに下りていくことの繰り返しになりがちです。
(最終滑走年:2013 / 最終更新日:2015.3.5)
志賀高原
焼額と雰囲気が似てるし、合わせて一つのスキー場と思ってもいいくらい(行き来はちょっと大変だけど)。ちゃらちゃらした志賀高原プリンス対大人の奥志賀高原ホテルというのが差別化要素なんだろうけど、あいにく私はどっちにも泊まったことがないので、やっぱり合わせて一つのスキー場にしか見えないのでした。東京からの日帰り圏内にあれば、全然違う評価になるだろうに、なんてことは言ってもしょうがないですけど。(追記: その後志賀高原プリンスホテルには泊まりました)
(最終滑走年:1995 / 最終更新日:1998.4.27)
志賀高原
個人的には、初めてまともにスキーをしたのがここだったので(もう30年以上も前のことだ)、すっごく広いスキー場だったイメージがあるんですが、実際はそうでもないのかな。とはいえ寺子屋の山頂からブナ平の下まで一気に滑れば、標高差700m以上のロングコースです。特に東館山のコースは、初級者と上級者が同じスタートから同じゴールを目指せて良いのですが、発哺のあたりのコースがちょっとゴチャゴチャしてるのが残念ですね。東館山からブナ平を滑った後は、反対側の西館山を経由して周遊コースをたどれば、このエリアの多彩さが実感できるのではないかと思います。高天ヶ原のダイナミックなコースや、タンネの森の和やかなコースもいいですね。
(最終滑走年:2013 / 最終更新日:2015.3.5)
志賀高原
志賀高原の入口に位置するスキー場。湯田中から延々と上ってきて、「あ、スキー場だ!」と最初に高揚感を味あわせてくれるのがサンバレーのゲレンデです。実際に滑ってみると、このサンバレーのやや長めの斜面と、その反対側に位置する短かいながらも手応えのある丸池(特にAコースのコブ斜面は有名ですね)ぐらいしか目ぼしいコースはありません。蓮池は完全に初心者コースだし。でも、滑っていてもなんとなく「志賀の玄関口にいるんだ」って感覚があるし、長野盆地やその向こうの山々もちょっと近く見えるような気がして、ちょっといい気分なんですよね。コースマップを見ていると、丸池と蓮池って、別々の名前を付けるほど離れてないじゃん、なんて思うのですが、滑ってみると微妙に雰囲気が違うのがわかります。そんな雰囲気と眺めを堪能して、もっとガンガン滑りたくなったら、そのときはジャイアントから西館山方面にでも移動していきましょう。
(最終滑走年:2013 / 最終更新日:2015.3.5)
志賀高原
春先からGWにかけての時期に行くことが多いのですが、期待を裏切られたことはありません。まあこの時期に良い雪と晴天さえあれば文句がないのも当然なんですが。ゲレンデ自体はバリエーションもそれほどなく、一日滑ればもう満足というところです。せめて横手と熊の湯の連絡がもう少し良くなるといいんですけどね。でも地形のせいか雲海の上に顔を出すような形になることも多く、そんなときは格別の眺めを楽しむことができます。
渋峠から万座に行くツアーコースは、私のようなツアースキー初心者でも楽に行けてなかなか楽しいです。一方熊の湯から山田温泉に抜けるコースはほとんど行く人がいないらしい。(楽と行ってもゲレンデスキーとは違います。ちゃんとそれなりの準備をしてなるべく経験者と一緒に行きましょう)
(最終滑走年:2013 / 最終更新日:2015.3.5)
とにかく空いていることで有名なごりん高原スキー場は、やっぱり空いていました。すぐ先に志賀があるんだからしょうがないよな。でも、駐車場が無いのが致命的と言われていますが、小学校の校庭やら温泉の公共駐車場やらを駆使して、車で来たお客さんがちゃんと滑っていけるようにはしています。
登行用のロープウェイは、上というよりは横にダラダラ進むような感じなのですが、そこからの眺めはなかなかのものです。ちょっと褒めすぎかもしれないけど、私はインスブルックの景色を思い出しました。ゲレンデは、ゴンドラ1本をひたすら繰り返し滑るしかないという構成。山頂付近のペアリフトは連絡用と割り切った方が良いでしょう。上級コース(ブナコース)は、最後にほんのわずか急な所があるだけなので、むしろ中級コースの方が楽しめます。ゲレンデ中の至る所に平らなコースがあるので、スケーティングの苦手な初心者やスノーボーダーの人は苦労するかもしれません。
(最終滑走年:1999 / 最終更新日:1999.1.24)
スノーボードパークという名前がついていますが、スキーでもOKです。長野オリンピックのスノーボード会場となっただけのことはあって、ハーフパイプは立派なものがありますが、コースの方は良くあるロコスキー場という感じです。メインとなるリフト沿いに一応そこそこの斜度のコースがあるのですが、標高が低いせいもあって、雪質はほとんど期待できません。やっぱり温泉のおまけって感じかな。
(最終滑走年:1999 / 最終更新日:1999.1.24)
須坂の街から南志賀温泉郷へ向かってドライブしていくと、途中の山田温泉あたりまでは普通の田舎道なのですが、そこから先は随分と秘境っぽい雰囲気になってきます。そうして渓谷沿いを走り続け、最後にパッと開けたところが山田牧場スキー場。このあたりは「日本のチロル」なんて呼ばれているそうですが、確かに一見するとスイスの牧場風景かと思わせるような開放感があります。そしてこのスキー場のハイライトは、日本最長ともいわれる全長13kmのタコチコースというツアーコース。ツアーコースといっても、麓の山田温泉スキー場に滑り込むため、ほとんど登りはなく、降雪直後のゲレンデスキーぐらいの気分で楽しめます。前半は広大な雪面を自由に滑れるオフピステ感満点のコース、後半は林道をショートカットしてゆく林間コース。後半はやや間延びした感じがあるものの、それでも1本滑ればお腹いっぱいというぐらい満喫できます。なお、タコチコースを行く場合、山田温泉から山田牧場までは連絡バスに乗る必要がありますので、事前にバスの時刻表チェックを忘れずに。
(最終滑走年:2007 / 最終更新日:2008.1.5)
滑り応えたっぷりの山田牧場とは対照的に、こちらは「タコチコースの終点」という以外これといった特徴の無い、コース1本だけのスキー場。そこに、大町スキー場とここぐらいでしか見たことのない「スノートロイカ(椅子付カーペットがそのまま登っていくようなもの)」があるのが特徴といえば特徴です。その分と言っては何ですが、温泉街はとても良い雰囲気なので、山田牧場と込みで一泊していって下さい。
(最終滑走年:2007 / 最終更新日:2008.1.5)
山頂エリアと山麓エリア、それらを結ぶ連絡コースという構成なのですが、実は一番楽しいのは連絡コースだったりします(斜度や狭さを気にせず滑れる人にとってという意味ですが)。山頂エリアの雰囲気も捨て難いのですが、いかんせんコースレイアウトが単調です。一方山麓エリアはと言うと、昔ながらの漠然とブツ切りに広がったゲレンデ構成で、なんとなく滑っているうちに終わってしまいます。ここはひたすらロープウェイに乗って、木落としコース(BとCがある)を滑りまくりましょう。ただし中級以下の方はおとなしくロープウェイで降りること。コースが狭いだけに本当に迷惑です。
(最終滑走年:1994 / 最終更新日:1998.8.23)
竜王から足を延ばして遊びにきてみると、一番上のコースは結構斜度もあって、1時間程度は楽しい思いができます。それ以上いても飽きてくるので、さらに5分程歩いて北志賀ハイツスキー場を目指すという手もあります。(せっかく竜王の一日券を持っているのに、私はいったい何をしているんだろう)
(最終滑走年:1994 / 最終更新日:1998.8.23)
竜王のおまけの小丸山の、そのまたおまけという位置にある北志賀ハイツスキー場。規模としては小丸山とたいして変わらず、短かいリフト3本分ぐらいのスキー場です。小丸山からすぐそばに見えるんだけど、板をはずして歩かければならないし、道はわかりにくいし、リフト券が共通なわけでもないし、それでも滑ってみたいという人は歩いてみましょう。そうじゃなくて最初からここを目指そうと思ってる人は、すいてるゲレンデで禁欲的にレッスンに励みましょう。
(最終滑走年:1994 / 最終更新日:1998.8.23)
海和スキースクールで知られるよませですが、ただ滑りにいってもそこそこ楽しめるスキー場です。とはいえ、周囲にはレーサーっぽい人ばかり。決して禁止されているわけではないのですが、スノーボーダーはみんな隣の高井富士に行ってしまうのか(相互に滑り込み可能)、スキーヤー率が圧倒的に高いです。ゲレンデは、クワッドリフトを使って滑れる中級コースが何本もあって、飽きずに楽しめます。(20年前の記憶では、麓にある日帰り温泉「日新の湯」はなかなか良かったかな)。
(最終滑走年:2019 / 最終更新日:2019.2.9)
二十数年前に来たときは、正面にある上級コースのつづじ山ゲレンデがひたすら楽しかった記憶があるのですが、そこのリフトは休止してしまい、かろうじてハイクアップで滑ることは許可されている様子です。残りのコースは全般的に緩斜面なのですが、となりのよませスキー場の山頂から滑り込んでくるのが、唯一手応えのあるコースかな。あと、メインパークのジャンプ台はかなり大きくて、ここで跳んでいる人たちはかなり高レベルな感じでした。そんなことからもわかる通り、ボーダーを呼び込む努力をかなりしているようで、よませスキー場とは良い感じの棲み分けができているみたいです。あと、ここで泊まった宿の温泉は、地味にいいお湯でした。
(最終滑走年:2019 / 最終更新日:2019.2.9)
正面に見えるパイオニアコースが魅力的な木島平ですが、あまりに急で滑れないことも多く、それを除くと結構地味なスキー場だったりします。一時は隣りの高井富士との間の連絡コースなども整備していたようですが、最近は反対隣りの牧の入との連携も悪く、独自路線を歩んでいるようです。広々としたゲレンデは、けっこう気持ちいいんですけどね。
(最終滑走年:2009 / 最終更新日:1998.9.15)
隣の木島平スキー場とは、同じ高社山の斜面に広がっていることもあり、似たような雰囲気。パイオニアコースのような象徴的なコースが無いぶん、地味な印象は否めません。ゲレンデは、山頂からいくつかの方向にコースが広がるわかりやすいレイアウトで、中斜面主体の構成は、普通のスキーヤーにはそこそこ楽しめるものではあるのですが。
(最終滑走年:2009 / 最終更新日:2010.3.28)
私見ながら、「日本が世界に誇れるスキー場」を一つあげるとしたら、ここになるんじゃないでしょうか。個人的には八方よりも好きです。なんてったってスカイラインの一気降りは最高だし、シュナイダーを滑る充実感は兎平や黒菱にも全く負けてないし、その他あちこちに散在するカベや、いかにも山頂らしい雰囲気のやまびこゲレンデなど、魅力満載と言っていいでしょう。唯一、カービングスキーでバシバシとクルージングしたい人に適した斜面がないのが欠点といえば欠点かな。でもそういうのは混んでいる日本より海外でやった方がいいですよ。コブコブの壁を滑って夜は温泉、それが正しい日本のスキーだと私は主張したい(んだけど無理があるかなあ)。
(最終滑走年:2004 / 最終更新日:1998.9.15)
野沢温泉のすぐ手前の道沿いにあるスキー場。ここはとにかく変なレイアウトで、それぞれリフト1本しか無い第一ゲレンデと第二ゲレンデが、異様に不便な連絡コースで繋がっています。私は第一ゲレンデに車を停め、その連絡コースで第二ゲレンデに向かったのですが、途中で登り坂になってしまってあきらめました。そして逆向きの連絡コースでたどりついたところからは、短いロープトウで第一ゲレンデに戻ります。第一ゲレンデのリフトは短いものの、斜度がけっこうあり、滑り応えのあるコースが横に何本か並んでいます。
(最終滑走年:2013 / 最終更新日:2014.2.11)
複雑な地形のせいで、ゲレンデ構成が理解しにくく、移動も面倒なスキー場ですが、それがかえって移動しながら滑る楽しみを醸し出しているような気もします。山頂からの眺めは、山の反対側が見えてちょっと嬉しい。ところでこのスキー場には、謎の「屈曲リフト」なるものがあるのですが(名前のとおり途中で曲がる)、これがいつまで撤去されずに運転しつづけるか、というのが私の最大の関心だったりします。(同じ乗り場から降り場まで直線で進む高速リフトがあったりして、撤去はかなり近い気はする) (追記: 屈曲リフトはその後廃止されてしまったようです)
(最終滑走年:2015 / 最終更新日:1998.9.15)
野沢や戸狩の更に奥、新潟県との県境近くにあるスキー場で、むしろ津南エリアに含まれると思った方が近いかもしれません。ベースには駐車場とセンターハウスがあるだけで地味な印象ですが、コースはなかなか。リフト2本を乗り継いで山頂まで行くと、手ごろな斜度のコースを繋いで、一気に下まで降りてくることができます。初心者にはちょっと辛いかもしれませんが、中級以上なら結構楽しめるのではないでしょうか。
(最終滑走年:2008 / 最終更新日:2010.3.14)
ミーハーなイメージが先行しているスキー場ですが、ゲレンデは正統派の造りで、大きな山の頂上から扇型にコースが広がっています。スキ−場の入口から短かいコース1本分だけ滑り降りて、そこから本格的なゲレンデが始まるのですが、この構成のせいで実際より広く感じるというメリットが生じています。山頂まで行くと上中級者しか降りて来れないというのが残念ですが、南には志賀や野沢、北には赤倉や黒姫などのスキ−場、それに野尻湖も見渡せる眺望は素晴らしいです。タングラムとの境界にももう一つピークがあるのですが、こちらに登るリフトはほとんど運行していないようでちょっと残念。
メインコースからちょっと奥に入ってクリスタルコースというところに行くと、メインコースの喧噪が嘘のように落ち着いた雰囲気で、初中級者がじっくり練習するのに良いでしょう。ただ、戻ってくるところにちょっとした登り坂があり、ロープトウを使わなければいけないのがやや面倒ですが。
(最終滑走年:2022 / 最終更新日:2006.4.17)
隣の斑尾高原と互いに滑り込み可能ながらも、若者中心の斑尾とは対照的に、落ち着いたファミリー層を意識していそうな雰囲気。とはいえ、小規模ながらも手応えのあるコースが多いです。ホテル前のメインゲレンデも、初級者用にしてはしっかり滑れる感じ。ゲレンデマップを見ると、上級者しか山頂に行けなくて残念なように思うかもしれませんが、第5クワッドを使っていく「野尻湖ラウンジ」まで行けば、尾根の向こうに広がる雄大な景色を見ることができます。手前には野尻湖、その向こうには黒姫・妙高杉ノ原・池の平・赤倉のスキー場群が並んで見えます。がっつり滑りたい人は、延々とコブが続く「ジャックダウンヒル」へどうぞ。
(最終滑走年:2022 / 最終更新日:2022.5.2)
斑尾の中心街からやや下ったところにある小さなスキ−場。道路沿いにホテルがあり、そこから斜面を下っていくというレイアウトです。本家の斑尾高原スキ−場に比べると随分小さいのですが、なぜかものすごい混雑ぶり。おそらく超格安のバスツアーで大量動員しているのだと思いますが、リフト券が斑尾高原と共通ではないというのが何ともやるせない。でっかいハーフパイプがあるのでスノボの人は良いでしょうが、スキーの人は追加料金を払ってでも斑尾高原に行くべきだと思います。ところでサンパティックって何語でどういう意味なんでしょう。英語のsympathyと関係あるのかなあ。
(最終滑走年:2006 / 最終更新日:2006.4.17)
上信越道の豊田飯山ICから斑尾高原に行く道は二種類あるのですが、そのうち距離は近いが運転は大変と言われる方の道を行くと、斑尾高原に着くちょっと手前にポツンと新しいスキー場があります。長めのクワッドリフトがメインで、あとはその上に短かいペアリフトがあるだけという構成。コースもリフト沿いにそのまま降りてくるのが基本で、最後のところにバイパスみたいなのが2本あるというだけのバリエーション。この2本のバイパスはまあまあ良い雰囲気なのですが、最後の緩斜面で止まってしまうのが問題です。いずれにせよ6〜7本も滑ったら飽きてくるでしょうから、そしたらすぐ先にある「まだらおの湯」にでも行ってのんびりしましょう。
(最終滑走年:2006 / 最終更新日:2006.4.17)
ゲレンデ案内なんかの扱いが大きい割には、実は規模はそれほどでもないスキー場です。コースの雰囲気が似通ってて飽きが来やすいのが弱点かな。ただ、ゲレンデ正面とその裏側にいくつか急斜面があるので、これを繰り返し滑るのはわりと楽しいかもしれません。余談ですが、戸隠スキー場があるのは飯綱山の斜面で、戸隠山は実は向かい側に見えてるやつなので、間違えないように。
(最終滑走年:1990 / 最終更新日:1998.11.2)
長野市から車で30分という便利なロケーションのスキー場ですが、隣りの飯綱高原と共に標高がそれほど高くないせいか、雪質や積雪量にはあまり恵まれないという欠点もあります。しかし、レストハウスから全貌がほぼ見渡せるわかりやすいレイアウトと、その割りには滑り応えのある標高差とが売りといえるでしょう。メインバーンの幅の広さは中級者には嬉しいんだけど、その下の斜面があまりに緩らかなのが残念。逆に一番上まで行けるのは上級者に限られてしまいます。
同行者によると、女性用トイレの綺麗さは特筆に値するものがあるらしく、レストハウスも綺麗だし、隣りのスキー場には「リゾート」が付いてなくてこっちには付いてるのは一応正解なのかも。
(最終滑走年:2004 / 最終更新日:2004.2.23)
隣りのいいづなリゾートより標高差では劣るものの、実際の滑り応えはこちらが上。その中心となるのが、1998年冬季オリンピック・モーグル金メダリストに因んで名付けられた「里谷多英コース」です。コース自体の難度もさることながら、ここで滑っているモーグラーたちのレベルの高さはさすが。私はここで生まれて始めて“本物の”アイアンクロスヘリを見ました。(大会などではなく、普通に滑ってるんですよ)
他のコースを見ても、全般的に難しいコースが多く、中級者はともかく初級者には逆にちょっと厳しいかも。レストハウスの少なさ、リフトの連絡の悪さといった問題が無いことはないものの、「なんちゃってモーグル」コースの設置など、しっかりと独自性を持って頑張っているスキー場という印象でした。
(最終滑走年:2004 / 最終更新日:2004.2.23)
ここは何と言っても一番上にある「こめつがコース」なんだろうけど、私が行ったときは雪不足で滑れなかったんですよ。ということで評論しがたいなあ。全体的には、麓から山頂に向かって三角形に狭まっていき、上に行くほど斜度がきつくなるという、典型的なレイアウトです。こめつがコースから一歩も出ない上級者か、下の方の緩斜面で満足できる初心者か、どちらかじゃないと楽しめないという気はします。(2006.4.17追記:「こめつがコース」はいつのまにかゲレンデマップから消えているようです。初中級者向けの無難なスキ−場ということで落ち着いたようですね)
(最終滑走年:1990 / 最終更新日:1998.11.2)
2000mクラスの長さを持つ持つリフト群と、果てしなく続く初級者コースで有名だった杉ノ原・国際ですが、上部への拡張により、実質日本最高の標高差と、上級者をも満足させる急斜面を持つゲレンデに生まれ変わったようです。「よう」というのは、拡張されたコースに再挑戦すべく私が行ったときは、大雪で最上部のリフトが止まってしまったので、想像で語るしかないんですが。
(最終滑走年:1997 / 最終更新日:1998.11.2)
杉ノ原・国際と似たような、長い初級者コースが縦に2本平行に並んだ感じのスキー場です。こっちの方がちょっと小ぶりでリフトも短かいけど、中級者向け斜面の充実度ではわずかに上回るかもしれません。1980年代から既に存在していたフード付きペアリフト(ここではカプセルリフトと呼ぶ)はちょっと珍しいかな。
(最終滑走年:1989 / 最終更新日:1998.11.2)
妙高エリアでは最大の規模を持つスキー場。昔ながらの温泉街と、縦横無尽に張り巡らされたリフトが、「日本の古典的スキー場」というイメージを醸し出していますが、そこそこの滑り応えもあります。上級者が集まるのは、チャンピオンと丸山ゲレンデ。丸山では、当時まだ初級者だった私は100m以上の大滑落をしてしまいました。初中級者には、長い距離を取れる観光ホテルエリアが楽しいでしょう。逆に、中央・熊堂エリアは、リフトがごちゃごちゃと架かっている割には滑走の充実感がないので、お口直し程度で十分な感じです。
(最終滑走年:1987 / 最終更新日:1998.11.2)
いかにも赤倉のおまけって感じの関温泉ですが、関越沿線あたりの日帰りゲレンデ程度の規模は持っています。銀扇コースは斜度もあり、繰り返し滑っても楽しめるはずです。なぜかちょっと歩かなければ行けない春井沢コースの位置が若干不可解な感じですが、春先の雪不足の時期に来るには結構良いかもしれません。
(最終滑走年:2014 / 最終更新日:2015.8.12)
赤倉のおまけの関温泉のそのまたおまけという感じの燕温泉です。斜度はそこそこあるんだけど、さすがに距離が短かすぎて楽しめません。あくまでも温泉の付属ゲレンデというところでしょう。ここからちょっと山の中に入ったあたりに良い露天風呂があるらしいんだけど、スキーシーズンは閉鎖されているようです。このへんは山関係の人の方が詳しいかな。
(最終滑走年:1995 / 最終更新日:1998.11.2)
国道18号で妙高高原付近を過ぎてから左折すると、関温泉を経て燕温泉に向かう道があります。それほど急な坂道でもないのですが、その道にまったく並行するように、左側に妙高スキーパーク、右側に妙高国民休暇村スキー場があります。どちらも道から横に入ってすぐのところにリフト乗り場があり、道路に沿ってリフトが伸び、山頂駅もやはり道路のすぐ横にあるというわけです。いっそのこと二つ繋げて一つのスキー場にしちゃえばと思わないでもないのですが、スキーを履いて道路を渡るのも大変だし、まあそれぞれ微妙に違う雰囲気でうまくやっているようです
両者を比較すると、ほんとに僅かだけ滑りの充実感が強いのが妙高スキーパーク。ちょっと林間コースっぽい雰囲気も頑張って出しています。あと、リフト乗り場からさらに下にコースが続いており、「妙高青少年自然の家」というところまでコースが続いているとのこと。もっともこれを行ったらリフトでは戻ってこれないのですが
(最終滑走年:2008 / 最終更新日:2009.4.10)
そういうわけで妙高スキーパークと比べても更に地味な妙高国民休暇村スキー場。こちらは完全に休暇村の中のレジャー施設の一つという感じです。コースも開けた一枚斜面という感じで、初めてスキーをする家族連れが、休暇村に泊まってのんびり練習というコンセプトは、それはそれではっきりして良いのではないかと思います。
(最終滑走年:2008 / 最終更新日:2009.4.10)
国道18号の西側、妙高山の山裾に並んだ数多くのスキー場とは対照的に、ずっと東側にあって妙高を名乗っている孤独なスキー場。ロケーションとしては極めて地味な場所ですが、古くはプリンスホテルのブランドで微妙に高級感を保ち、アパホテルに買収されてからは、チープさとモダンさが微妙なバランスを保った不思議な雰囲気を醸し出しています。いっちょまえにゴンドラがあるとはいえ、コースのバラエティはほとんど無く、メインのコースは前半の緩斜面でちょっと興醒めな感じ。むしろ裏手を回るコースの方がダイナミックな感じを楽しめます。昔はここからホテルまで滑り込めたらしいのですが…。
(最終滑走年:2008 / 最終更新日:2009.4.10)
951mという日本でもトップクラスの標高差を持っているのですが、コースバリエーションが少ないせいで、それほどの大きさは感じられません。滑走の充実感があるのは、膳棚第1リフト(標高差330m)沿いのコースぐらい。ここを繰り返し滑りながら、ときどき気が向いたら細い連絡コースを下の方まで滑り降りていくというのが、標準的な過ごし方でしょう。例年5月下旬までオープンしているのはさすが。積極的にオフピステを解放して、それを宣伝しているところも好感を持てます。
東京から来る場合、妙高付近を過ぎると急にリゾートっぽさが無くなってしまうのがちょっと残念ですね。綺麗なホテルなんかも作って頑張っているのですが、リゾートの非日常感を味わうのはちょっと難しい感じです。
(最終滑走年:1995 / 最終更新日:1998.11.2)