「中国四国スキー場巡礼」の旅行記もあります。
神鍋高原
神鍋高原には、かつてはずいぶん沢山のスキー場がありましたが、ひとつまたひとつと閉鎖され、今では3つになってしまいました。そんな中、昔も今も盟主的存在なのが奥神鍋スキー場。縦に長いスキー場で、560mという立派な標高差です。ゲレンデは、一番上が急で、真ん中は緩やかで、一番下に来るとまた少し急になるというレイアウト。また、四季の森コースというところで、隣の万場スキー場と連絡しているのですが、このコースが連絡コースにしては随分と滑り応えがあるんです。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.5.9)
神鍋高原
神鍋エリアの中では特に目立つ存在ではなかったのが、奥神鍋との連絡コースの新設により、うまく生き延びることに成功しました。車で行くと、奥神鍋より万場の方が手前にあるので、万場から入って奥神鍋に抜ける人も多いんじゃないでしょうか。リフトが縦に3本分、下から順に初級・中級・上級という感じのわかりやすいレイアウトです。ところでこのスキー場、"Manba"という看板のロゴが、ひとむかし前の"Naeba"のロゴにそっくりな気がするんですが、偶然ですかね?
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.5.9)
神鍋高原
山というよりは小高い丘に、むりやりリフトを架けた感じのスキー場。標高差は190mしかありません。急なコースもほとんど無いので、完全に初級者だけにターゲットを絞って売り込んでいるようなのですが、そんな中で特筆すべきは、(旧)名色・万場・奥神鍋の3スキー場のコースが、実によく見えるということ。まあ近隣のスキー場がよく見えたからといって、特に嬉しいことがあるわけでもないんですが。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.5.9)
ハチ高原や氷ノ山国際などのスキー場を擁する養父市の南西の隅に位置するスキー場。もっとも実際には、中国道山崎ICから北上して若杉峠を越えてくる方が楽なのですが、ゲレンデでは養父市中心部方面を見ながら滑ることになるので、なんだか裏口から入ったような気になってしまいます。そのゲレンデですが、幅広の一枚バーンがあるだけで、距離もそんなに長くありません。その横に、細くて短い盲腸のようなコースがちょこんとあるのが何だか不思議な感じで、山頂部からこの盲腸の先端まで回りこむ林間コースもあるようです。ちなみにキャッチコピーは「初めては、小さなスキー場でいいんです!だって、迷子にならないでしょ」だそうです。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.5.20)
駐車場の目の前に急斜面がそびえていて、それを見るとビビッてしまうんだけど、その斜面の上にはなだらかなコースが広がっているというレイアウト。関東で言うと、奥利根とか武尊牧場なんかがそうですね。一番下の急斜面に初級者が入ってしまって苦労することが多いのか、「超上級」と書かれた看板があって、初中級者の侵入を拒もうとしているのですが、実際に行ってみたら、それほど大変なコースでもありませんでした。とはいえ普通の上級コースを滑れない方は、リフト下り線を利用することをお勧めします(遠回りの林間コースでも降りれるようですが、そちらの様子はよくわかりません)。一方、上側のコースは手ごろな斜度で、眺めも良く、小規模スキー場なりに楽しめるんじゃないかと思います。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.5.20)
兵庫県最西部のスキー場。国道からもけっこう奥まった位置にあって、なかなか行きにくいスキー場だと思うのですが、けっこう賑わっています。ゲレンデは、中心部にある長さ760mのペアリフト1本でほぼ全てカバーされているのですが、山頂から麓まで大きく3本のコースが平行に並んでいて、それぞれ微妙に異なる雰囲気を持っているため、スペック以上の広さが感じられます。個人的には、メルヘンコースが名前の割にはがっつり滑れて楽しめました。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.5.20)
鳥取県には6つのスキー場がありますが(安蔵公園を入れると7つ)、その大半が県西部にあるのに対し、1つだけ東の端にあるのがわかさ氷ノ山スキー場です。氷ノ山の周囲を見ると、兵庫県側にはハチ高原やハチ北など沢山のスキー場があって、地形的にはこちらの仲間に入れてもらうのが正しいのでしょうが、県境の道路が冬期通行止めになることもあり、鳥取県側で仲間外れのようなことになっています(ちなみに中国自動車道から行くと結構遠いです)。ゲレンデは、「樹氷スノーピア」と「イヌワシ」という二つのエリアに別れているのですが、スキーを履いたまま行き来できるので、特に不便は感じません。二つのエリアと言ってもそれぞれが小さいので、全体を滑っても1時間もあれば十分かなという中で、氷ノ山を見ながら快適に飛ばせる、樹氷スノーピアのパノラマコースが一押しです。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.5.20)
霊峰・伯耆大山の参拝拠点でもあり、スキー場としても昭和31年開業という由緒ある場所ですが、それより何より、ゲレンデ上部からの日本海の眺望が素晴らしいです。それも単に海が見えるというだけでなく、正面に見える弓ヶ浜の海岸線が、その名のとおり綺麗な弓の形に伸びています。ここに来たら、とにかく一度は上のリフトに乗ってみましょう(ただし上の方には初級コースが無いのが厳しいところなのですが)。ゲレンデ全体を見ると、駐車場から登行リフトに乗らなければならなかったり、上の原エリアから国際エリアへの歩きが大変だったり、古いスキー場ならではの不便なところもあります。それでも山頂からの景色を見れば、苦労しただけの甲斐があったと思えるはずです。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.5.23)
だいせんホワイトリゾートから南に10分ほどのところにあるスキー場。まっすぐで幅の広いコースが一本あるだけなのですが、下からコースごしに大山を見上げたとき、そして上から弓ヶ浜と日本海を見下ろしたとき、どちらも素晴らしい眺望を楽しむことができます。しかもここではナイターもやっているそうで、私は昼の景色しか知りませんが、きっと夜景も綺麗でしょう。コースは上記のとおり1本だけですが、適度な斜度が長く続いて、景色を眺めながら滑るのには適しているのではないかと思います。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.5.23)
名前からもわかるとおり、大山の奥の方にあるスキー場で、ここまで来ると日本海は全く見えません。大山の姿もあまり均整の取れた感じではなく、眺望としては標準的。ゲレンデの規模もさほど大きく無いのですが、その割にはコースの面白さで健闘しています。特に凄いのが「壁コース」というところ。といっても、その名前から想像される壁部分の斜度はたいしたことは無いのですが、その壁の上にたどり着くまでのトラバース路が、とにかくワイルドでびっくりします。もっとも、それ以外のコースは、どこもきちんと整備されて快適に滑れますのでご安心ください。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.5.23)
休暇村奥大山に付属するスキー場。宿泊棟のすぐ横に、リフト1本だけのシンプルなゲレンデがあります。稼働中のリフトの横には、平行してもう1本リフトのケーブルが架かっていて、これが動いていれば倍ぐらいの高さまで登って急なコースを滑ってこられそうなのですが、残念ながらそちらは営業をやめてしまったようです。現在残っているのは、あっという間に終わってしまう短いコースだけ。まあ、休暇村にきた家族連れが、水泳や卓球を楽しむような感じでちょっと体験していくための場所なのでしょう。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.6.20)
休暇村蒜山高原に付属するスキー場。驚くべきことに、休暇村奥大山から直線距離で8kmぐらいしか離れていません(県が違うから気にしないのでしょうか)。ここは鏡ヶ成とは違って、宿泊施設とスキー場がかなり離れています。歩ける距離じゃないので、宿からは送迎バスで往復するんでしょうね。もちろん自分の車で行ってもいいのですが、このスキー場の最大の欠点は、駐車場からゲレンデまで、長い長い坂道を歩いて登らないといけないということです。そうやって苦労してたどり着いたところにあるゲレンデは、やや長めのリフトが1本と、その両側に幅の広い緩斜面が続くシンプルなレイアウト。そして滑り終わったら、駐車場まで長い下り坂を歩いていくことになります。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.6.20)
蒜山高原の南側、インター近くの交通の便の良い場所にあるスキー場。もっとも米子からは大山に行くのも簡単なので、アクセスだけで客を呼ぶのも大変かもなあ、などと心配してしまいます。とはいえ、全体的に施設は綺麗だし、運転も楽だし、コースもそれなりに違うものが3本あるし、加えて金土日にはナイターもやっていて、日帰り中心のスキー場としては、けっこう頑張っていそうな感じでした。ちなみに近くの集落の名前が「熊谷」なのはお約束ですね。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.6.20)
岡山から米子方面に向かうと、一番手前にあるスキー場です。ただしゲレンデは超シンプル。事実上リフト一本分のコースがあるだけです。以前は横にもう1本リフトがあって、上級コースにアクセスできたのですが、どうやら運休することにしてしまったようです。しかしこのスキー場が面白いのは、それでも上級コースの営業を続けていることです。ゲレンデ案内にも「シングルリフトが稼動していない為、ペアリフトで上ったあと、更に百数十m程度自力で登る必要があります」と書かれています。そうまでして登っても、正直なところ隣の中級コースとあまり違わないような気がするのですが(なので私は行きませんでした)。なお、平日はリフト横まで車で行けますが、休日は少し歩いて登る必要があります(帰りは滑って降りられる)。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.2)
岡山県東北部の高速から離れていてちょっと行きにくい場所にあるスキー場です。規模としてはそれほど大きくないのですが、ベースが2ヶ所に別れていて、それぞれに駐車場もレストハウスもちゃんとあります。恩原湖側から見て左奥のパノラマゲレンデは、標高差がやや大きく(といっても161m)、全体的にダイナミックな感じのコースです。それに対して、右手前のレイクサイドゲレンデは、標高差が小さい(116m)ところに、狭くて急なコースが並んでいる感じです。もちろん両者は尾根のところでつながっていて、自由に行き来ができます。スペックを見ると本当にロコスキー場って感じなのですが、コースのバラエティが意外に楽しいスキー場でした。岡山県のスキー場では、ここが一押しかも。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.2)
岡山県と鳥取県の県境をずっと西に辿っていったあたりに、標高1,188mの花見山という山があってその山裾の岡山県側に、いぶきの里スキー場があります。高速からはあまり近くないのですが、国道沿いのわかりやすいロケーションです。ただし、小さなスキー場なのに駐車場が離れたところにあって、ゲレンデまではシャトルバスで移動しなければならないのがちょっと面倒。メインのエリアはリフトが2本縦につながり、その両側にコースがあるという、ごく標準的なレイアウト。その横に短いリフトと初心者エリアがあります。正直なところ、あんまり印象に残るスキー場ではないのですが、実は土曜日にはオールナイト営業をしているらしく、他にもいろいろ営業を頑張っているのか、わりと賑わっているような雰囲気が逆に印象的でした。。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.2)
花見山の山裾の鳥取県側にあるスキー場。ゲレンデトップは標高1.000mで、花見山山頂まではちょっと離れていますが、尾根筋にあるため眺望が一気に開け、アルペン的な気分を楽しむことができます。また、このスキー場が楽しいのは、麓のリフト乗り場からはゲレンデの全貌がまったく予想できないこと。リフトに乗って少しずつ上っていくにつれて眺望が開け、オープンなコースが見えてくるというのは、なんとも楽しいものです。山頂部には、尾根から横に降りる急なコースが3本と、尾根沿いにゆったりと迂回してくる中級コースが1本。どれもなかなかの滑り応えです。初心者はあまり滑れるところがなくてつまらないかもしれませんが、ある程度滑れる人なら、標高差200mのスキー場とは思えない充実感を感じられるのではないでしょうか。という感じでゲレンデはベタ褒めですが、アクセスはちょっと大変。綺麗に舗装された道なのですが、傾斜が結構あるので、雪道運転に自信の無い人は注意が必要かも。特に、国道180号「いろりの家」から上ってくる道には「二輪駆動車通行困難」という県設置の看板があります。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.2)
広島県北東部の国道183号線沿いに、スノーリゾート猫山と向かいあうような形のスキー場。広島からも岡山からも中途半端な距離で、高速からもちょっと遠く、かといってゲレンデが大きいわけでもなく、微妙な立場です。福山あたりから一般道で来る人が多いのかなあ。ゲレンデは、リフトが縦に2本つながった形。もっとも上下のリフトの間には少し距離があり、一気に滑れるという感じではありません。しかも私が行ったときは上のリフトは運休だったのですが、休日運行なのかな。まあ下のリフトはわりと長い(1200m強)ので、そこそこの滑り応えはあります。ただ、スキー場までの道の状態があまり良くなくて、あわやスタックしそうだったのはちょっとマイナスポイントでしょうか。谷間を進むような道なので、地形的に拡幅とかしにくいのかな。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.10)
道後山高原の向かいにあるスキー場。国道から見ると、大きい輪と小さい輪がつながったようなコースがくっきりと見えます。そのため、駐車場に着いたときにはもうコースレイアウトがしっかり頭に入っているという状態。しかし私が行ったときは、左側の大きな輪が全てクローズで、ちょっと残念でした。とはいえ、右側の短めのコースしか営業していないにもかかわらず、お客さんは結構大勢来ていて、営業的にはずいぶんと頑張っている感じです。駐車場までの道も綺麗に除雪されているし、ツアーバスとかも来ているようでした。ゲレンデについては、前述の通り短いコースしか滑れなかったので、これなら道後山高原の方が勝ってるんじゃないかという感じだったのですが、やはり営業力の違いって大きいですね。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.10)
名前からの印象としては、大きな総合公園の一角にちょっとしたスキーゲレンデがある、という感じかと思っていたのですが、実際に行ってみると、なかなか立派なスキー場らしいスキー場でした。リフト2本・標高差250mと決して大きくは無いのですが、それなりの斜度のコースもあって、中上級者でもちゃんと楽しめます。特に山頂から一気に降りてくる「ぶなコース」は、なかなかいいですね。しかも、ぶなコース・みずならコース・山麓付近でそれぞれ雰囲気が違っていて、規模の割には広く感じるゲレンデです。あえて欠点を挙げるとすれば、場所国道からスキー場までの道が結構長いのと、駐車場からゲレンデまでの歩きが結構長いのとがちょっと残念ですね。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.29)
広島県から島根県に抜けるルートは沢山ありますが、JR木次線と国道314号線が走るこのエリアは、とりわけ冬の積雪が多いところのようで、JRはしょっちゅう運休しています(せっかく駅から歩いていけるスキー場なのに)。国道がループになっていたり、JR木次線にはスイッチバックがあったり、乗り物好きには興味深いところかもしれませんが、スキー場の方は至って地味なものです。アシハラゲレンデ(写真左)と奥の谷ゲレンデ(写真右)とは数百メートル離れていて、直接スキーでの行き来はできません。どちらもリフト1本のシンプルなゲレンデで、あえていえば奥の谷ゲレンデの方がちょっとだけ斜度も長さもあるという感じ。そのわりには沢山の民宿が国道沿いに並んでいるんですが、夏の観光もあるので大丈夫なのかな。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.8.29)
ゲレンデマップを見ると、Y字型をしたレイアウトのように見えるのですが、実際にゴンドラに乗ってY字の結節点まで行ってみると、ずいぶん沢山のコースがあるように見えます。実際、厳密に言うと左に3本、右に2本のコースがあって、結構いろんな滑りを楽しめそうです。上部のコースをいろいろ滑ったら、最後はゴンドラ沿いのコースを一気に降りて、と思うところですが、私が行ったときにはあいにくゴンドラ沿いのコースが閉鎖になっていて、それで評価は4割減という感じでした。ところで、ゴンドラ乗り場の壁には、"Asahi Ten Good Stones"という駄洒落のような文字が書かれていたのですが、10個の良い石とかは関係なくて、近所にある「天狗石山」から取った名前のようです。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.9.5)
どことなくローカルな雰囲気の漂う西日本のスキー場の中で、傑出した設備を誇る瑞穂ハイランド。切符売り場に並んだときから、なんだか違うぞという感じがしてきます。ゴンドラとクワッドリフト3本でほぼ全域をカバーしており、ペアリフトは短い距離を滑りたい初心者向けという感じ。特に、長さ1,500mのNo.3リフトに乗れば、標高差500mを一気に降りるコースが5本も並んでいます。とはいえここの上級コースはかなり手ごわいのですが、それなりに滑れる人なら、中級向けのビッグモーニングでもかなり満足できると思います。一方、ゴンドラ沿いのコースは、谷底を滑っていく感じでちょっと地味なのですが、その分空いているようです。特に上級向けのラビットコースは全然滑っている人がいませんでした。というわけで良いことづくしなわけですが、もちろんその分値段は高めの設定です。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.9.5)
浜田道大朝ICから6kmと、交通の便の良いスキー場。とはいえ、次のインターまで行けば瑞穂ハイランドがあるので、値段や温泉などでの差別化も必要でしょうが。ゲレンデは、リフトが縦2本に並んだシンプルなレイアウトながら、上のリフトからは降りるコースが6本もあって、結構楽しめます。ただし上級コースのスタート地点に向けて若干の登りがあるのが残念なところですが。関東で言うと、エコーバレーとか玉原とかに似ている感じです。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.9.5)
才乙と書いてサイオトと読みます。確かにカタカナにした方が覚えてもらえそうな地名ではあります。広島から来ると、インターからの距離がちょっと遠いのですが、このあたり芸北エリアはどのスキー場も似たようなものなので、それほど不利にはなってないかも。浜田道瑞穂インターからなら近いのですが、冬期通行止なのが残念です。ゲレンデは、変則のY字型のようなレイアウト。チャレンジングなコースはありませんが、1000m前後の快適な中級コースが揃っています。リフト券が芸北国際と共通で、シャトルバスこそ無いものの、駐車券も共通で使えるというのがちょっと嬉しいです。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.10.3)
国内唯一といわれる6人乗りリフトがあるスキー場。芸北エリアでは、瑞穂ハイランドと並ぶ本格派スキー場です。ゲレンデ構成としては、駐車場のあるおーひらエリアと国際エリア、それにおーひらエリアの奥にあるカケズエリアの3つから成り、特に6人乗りリフトのあるおーひらエリアが中心という感じ。確かに高速リフトで繰り返し長距離を滑るのも快適なのですが、個人的に推したいのはその奥のカケズエリアです。林に包まれた静かな雰囲気のコースが広がっています。ところが残念なことに、ここを滑ったあとのリフトアクセスが最悪。快適なコースを滑り降りたところで、その後さらにしばらくはスケーティングを強いられるような緩斜面が続き、やっとリフトに着いたと思ったら、そのリフトがやけに遅くて、6人乗りのおーひらエクスプレスに戻ってくる頃には、移動で疲れてしまっているような状態です。カケズエリアの緩斜面の手前から、おーひらエリア山頂方向に早いリフトを1本架ければ、ずいぶん楽しいスキー場になると思うのですが。ちなみに国際エリアにもクワッドリフトがありますが、距離が短くて若干ありがたみに欠ける印象です。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.10.3)
国道186号線直結の便利なスキー場(もっとも高速からはかなり離れていますが)。国道からは、横に広いシンプルな1枚バーンが見えるのですが、実は良く見るとその奥にもコースがあります。メインバーンのリフトを降りると、小高い丘の反対側に軽く滑り込むような感じで、そこからもう一度奥に登っていくリフトがあります。駐車場前のメインバーンは穏やかな初中級者向けですが、奥のコースはなかなかの滑り応えがあって、しかもそんなコースが何本も並んでいます。昔は、そのまた上にもコースがあったようなのですが、まあ一番おいしいところは残って良かったなという感じ。ちなみに帰り道は、このコースの下からちょっとだけ登って戻らなければならないのですが、そこにはスノーウォークという動く歩道が設けられています。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.10.3)
こちらは国道191号沿い、これまた交通至便の(かつ高速からは遠い)スキー場で、それが自慢なのか、スキー場の名前にまで国道の番号を入れてしまいました。ゲレンデは、メインとなるリフト1本で全コースをカバーしているので、それ以外のリフトに乗るのは初級者だけという感じ。メインのリフトの山頂駅からは、だいたい4種類のコースを選ぶことができます。麓から見て一番右は、緩斜面主体の快適なクルージングコース。中央の2本は、やや手応えを感じさせるところもある中斜面コース。そして一番左は、尾根伝いの不整地を滑る上級コースで、一気に滑るのは大変ですが、眺めはこのコースからが最も良いようです。さらにその左側にもコースを作れそうな斜面が広がっているのですが、残念ながらそういう計画は無いようですね。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.10.3)
広島・島根両県の最高峰・標高1,346mの恐羅漢山の山頂直下(正確には山頂より66m下)から滑り出すスキー場。瑞穂ハイランドや芸北国際のような輸送力はありませんが、山そのものは、それらに負けない素質を持っているといえます。ゲレンデマップを見ると、ブナ坂・ヒエ畑・立山・かやばたの4つのエリアから成るように書かれていますが、実際に滑った印象としては、ブナ坂とヒエ畑は合わせて一つ、全体で3エリアから成るスキー場という感じ。どのエリアも実質的にリフト縦2本分のコースで、上半分が上級、下半分が初中級という感じ。中でもブナ坂・ヒエ畑が最も標高差もあり、長い距離を滑れるという印象です。立山エリアはこじんまり、かやばたエリアは片斜面などがあってちょっとワイルドな感じ。それにしてもこのスキー場の名前、本当に怖いですねえ。今後も、ひよってひらがなに逃げたりすることなく、堂々とこの名前を名乗り続けて欲しいものです。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.10.3)
広島県の西端にあり、西の方から来る人には便利なスキー場。ちなみに山口県には十種ヶ峰スキー場というのがありますが、インターからの近さやスキー場の規模を考えると、めがひらの方がファーストチョイスになりそうです。ゲレンデは縦長で、標高差474mという立派なスペック。全体的に斜度があり、中上級者でも結構楽しめますが、初心者が山頂から降りてくるためのコースも用意されており、よくできたコースレイアウトです。また、西の方に向かって開けた地形にあるため、開放的な景色を見ながら滑れるのも快適です。おまけにナイターでも山頂まで行けるし、土曜にはオールナイト営業なんかもしているようで、スキー好きには至れり尽くせりです。そんなふうに頑張っているせいか、リフト料金は全体的に高め(9時間件が入場料こみで5,600円)ですが、福岡あたりから日帰りで来るのならば、それぐらい払う価値はあるんじゃないでしょうか。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.10.18)
バーベキューやキャンプなどもできる、広い県立公園の一画にあるロープトウ1本のゲレンデです。幅は広いけど短い緩斜面が一面あるだけ。ソリ遊び広場の横にちょっとした斜面があるというぐらいの感覚でしょう。ちなみにリフト券は1回券100円だそうですが、私は不覚にも休業日に行ってしまい、どうせロープトウ1本分だと思い、板を担いで登って滑ってしまいました。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.10.18)
香川県唯一のスキー場。高い山がありそうな徳島や愛媛はともかく、香川県にもスキー場があるということ自体が驚きですよね。実際には、麓からロープウェイで登った山頂が徳島県との県境で、そこから香川県側に戻るように滑る短いコースが1本だけあります。滑るとあっという間に終わってしまって練習にすらならない程度の距離なのですが、ここではそんなことはどうでもよくて、とにかく景色を楽しむのが正しい過ごし方です。なんといっても目の前には瀬戸内海。しかもここはナイター営業もしていて、夜には坂出付近の街の灯がそれは綺麗に見えます。ちなみに山頂近くには四国八十八箇所巡りの一つ「雲辺寺」があって、昼のあいだのロープウェイは、スキー客よりむしろお遍路さんの方が多いかもしれません。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.11.22)
腕山と書いて「かいなやま」と読みます。相撲で「かいなを返す」とかいうやつですね。さてこのスキー場、私がこれまで行った日本国内のスキー場300箇所以上の中で、「もっとも辿り着くのが困難なスキー場」ではないかと思います。公式ウェブサイトによると、徳島道井川池田ICから45分となっていますが、この45分は並大抵の45分ではありません。すれ違いができない細い部分があちこちにあり、しかも一度止まるとスタックして動けなくなるような路面ばかりです。そんな悪路を経て到着したゲレンデは、コースとしては短いのが1本にバリエーションがちょっとあるだけなのですが、ここでは予想外の素晴らしい眺望に出会うことができます。香川県の雲辺寺から海が見えるのは想定内なのですが、実はここからも瀬戸内海が見えるのです。というのも、徳島県と香川県をさえぎっている讃岐山脈の標高が意外と低く、このスキー場はそれよりも高いところにあるわけですね。私が滑った日には、瀬戸内海のさらに向こうに、大山や氷ノ山と思われる白い頂を見つけることもできました。悪路の件と併せて考えても、絶対に好天の日を狙っていくべきスキー場だと思います。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.11.22)
ロープウェイ山頂駅のちょっと先に「石鎚成就社」という由緒ある神社があるらしく、観光地っぽさのある山麓的からロープウェイで登ってゲレンデに向かいます。山頂駅も全然スキー場っぽくなくて、そこからちょっと歩いてゲレンデに出るのですが、とにかく地形が複雑で、案内図を見ても実情が全く想像できません。第1・第3リフト沿いの中上級者コースと、第4リフト沿いの初級者コースがあるのですが、初級の方はオマケみたいなものとして、中上級者コースの方に向かう連絡リフトが、実はものすごい谷を越えていくのです。実はこの部分がこのスキー場一番の醍醐味かもしれません。とにかくその谷を越えてゲレンデに出ると、そこそこ滑り応えのあるコースが2本、しかも遠目には瀬戸内海も見えて、なかなか楽しいスキー場です。まあそうは言っても短いコース2本なので、1時間も滑っていたら飽きてきてしまうのは確かですが、それでも帰路にはまた谷越えのリフトに乗って、再びスリルを味わっていくことができます。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.11.22)
スキー場そのものが「ゲレンデ」と名乗っているのはかなり珍しいと思うのですが、四国最長を誇る高速リフトを擁する立派なスキー場。しかし、松山からのアクセスが結構遠く、その割には景色は結構地味で、なんとなくお薦めしにくいスキー場です。とはいえ、長いリフトで効率的に滑りたいという人には結構いいのかもしれません。アクセスだって、道は地味だけど、なんだかんだ言って松山から1時間半程度です。高知からだって2時間半で来られるらしいです。メインとなるアイデアルコースは、急なところはほとんどありませんが、ダラダラの緩斜面もなく、中級の下ぐらいの人が長い距離を滑るにはいい感じなんじゃないでしょうか。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.11.22)
松山市内から30分強、三坂道路という無料のバイパスができて、かなり便利なロケーションのスキー場です。人工降雪機で頑張って長い営業期間を確保し、もちろんナイターもあり。東京でいうとカムイ御坂あたりに似た立ち位置という感じです。ただ、谷間にあって景色が地味というところまで似てしまっているのはちょっと残念。都市型スキー場だけあって、リフト代とは別に入場料がかかるのもお約束です。コースは2本。メインのリフトを降りたら右へ行くか左へ行くかという感じで、まあどっちへ行っても大差は無いと言ってしまえばそれまでですが。その他に短い初心者コースがあって、その横にモノレールのような不思議なペアリフトが架かっています。
(最終滑走年:2015/最終更新日:2015.11.22)