16年ほど前に大鰐まで行ったときは、地の果てまで運転してきたような気がしたけど、そこからさらに一般道を1時間ほど走ってようやく付くスキー場。まあ普通の人は飛行機で来るんでしょう。元プリンスホテルだった小奇麗なリゾートホテルがあり、ゲレンデも(初中級コース中心ながら)そこそこの規模で、落ち着いて過ごすことができます。晴れていれば、ゲレンデから日本海が見えるのも加点要素。とはいえ特筆すべきはこれぐらいで、「どうせ飛行機に乗るなら北海道まで行きたいし」という人を翻意させるのはかなり難しいだろうと思いますが。
(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.3.9)
東京に住んでいる普通のスキーヤーにとって、最も心理的距離の遠いスキー場かもしれない。いまやカナダやスイスに行ったことのある人なんて珍しくない時代だけれど、大鰐温泉まで行った人ってなかなかいないんじゃないかな。ゲレンデは、あじゃら側と大鰐国際側のそれぞれで長い距離を滑ることができて、なかなか楽しいんだけど、いかんせん両者の連絡が悪い。特に中級者以下が大鰐国際側からあじゃら側に行こうとすると、ベース部でかなりの距離を歩かなければならない。ジャイアントスクリーン横のリフトは下りも乗れるようにすればいいと思うんだけど。
ところで報道によると、このスキー場は第3セクターの経営で、最近はかなりせっぱつまっているとのこと。せっかく600kmも運転していったのを自慢できなくなってしまうのは悲しいので、閉鎖にならないよう頑張って下さい。
(最終滑走年:1996/最終更新日:1998.4.20)
5月に行ったにもかかわらず、非常に良い雪質だった。でも私はロープウェイ脇のコースを降りてきただけだから、このスキー場を語る資格はないんでしょうね。いつか山頂まで板をかついで登り、酸ヶ湯温泉にでも滑り降りるというのを実現してから、このスキー場の評価を定めたいと思います。
(最終滑走年:1988/最終更新日:1998.4.20)
スキー場ガイドにもあまり載っておらず、地元以外では知る人も少ないであろうリフト3本のスキー場ですが、標高差487mという立派なスペックを持っています。その標高差のほとんどを占める第2ペアリフトからは、上級コースが2本。山肌を一気に降りるコースと、尾根沿いに巻いて降りていくコース、それぞれ雰囲気が違って楽しいです。唯一難点を挙げるとすれば、併設されている鹿角トレーニングセンターというところが人気らしく、そのせいで駐車スペースが大混雑していること。いったんゲレンデに出ちゃえばガラガラなんですけどね。
(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.3.9)
人気スキー場が群雄割拠の安比・雫石・八幡平エリアからはちょっと離れ、八戸に向かう途中の西岳という小さな山の麓に広がるスキー場。行ってみるまでは私も舐めていたのですが、これがとんでもない穴場でした。標高差こそ368mと中規模ながら、写真を見てもわかる通り、独立峰の山頂付近から滑り降りることができる気持ち良さと、その奥にまでコースが広がる思いがけない規模感。雪質もいいし、宿泊もできるセンターハウスには温泉もあるし、そしてリフトも安い。いやホントにお勧めです。
(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.3.9)
ここも5月だったからなぁ。八甲田に比べるとかなり見劣りするのは否めないですね。どうせGWに行くんだったら、八幡平山頂付近から藤七温泉に滑りおりてバスで上ってくるという方が、普段と違うことをしてる感じで楽しいです。
(最終滑走年:1988/最終更新日:1998.4.20)
昔は「東八幡平スキー場」と呼ばれていたのが、いつの間にか近所の下倉スキー場と一体化して「八幡平リゾート」と名乗るようになりました。両スキー場を結ぶシャトルバスなども運行して一体感を出そうとしていますが、まあ客観的には別のスキー場だろうという雰囲気です。で、今は八幡平リゾートのパノラマと名乗っているこのスキー場ですが、基本的には初中級者コースオンリーの構成で、長いクワッドリフトの山頂からすべてのコースに滑り込めるシンプルなレイアウトとなっています。まあどのコースもそこそこ気持ちよく滑れるし、麓の温泉はなかなかお勧めですが。ただしレストハウスからクワッドリフト乗り場まで微妙な登りがあるのは大きなマイナスポイント。
(最終滑走年:2007/最終更新日:2008.1.6)
お隣りのパノラマスキー場が、温泉街からも近くてわりと華やかな感じなのに対し、こちらはちょっと離れた場所にあり、駐車場とレストハウス1軒以外は何もない殺風景なスキー場。ただしコースの滑り応えという点ではむしろ下倉の方に軍配が上がります。リフトのレイアウトが微妙に不便なんだけど、それが逆に広さを感じさせるというのもあるかな。それに加えて、岩手山の裾野にあるパノラマスキー場に比べて、こちらは谷を挟んだ違う山にあるため、むしろ岩手山が綺麗に見えるというのもメリットです。
(最終滑走年:2007/最終更新日:2008.1.6)
初めて行ったときは、でかいけど単調なだけのスキー場と思っていました。でもその後に、ザイラーゲレンデとかセカンド安比とかができて、ずいぶんバリエーションが増えました。なのに損をしているのはゲレンデマップのせいで、依然として単独峰の山頂から放射状に降りるだけというイラストになってしまっています。もっとコースごとの違いが引き立つようなイラストにすればいいのに。
(最終滑走年:2013/最終更新日:2015.3.5)
私が国内で最も好きなスキー場の一つです。でもタイミングが悪いと、2本のゴンドラが風で止まってロクでもないスキー場になってしまうらしい。
ここの魅力は、何と言ってもメンズダウンヒル/レディースダウンヒルの2本のロングコースに尽きます。ゴンドラ乗り場が同じ所にあるので、1本終わるごとに次はどっちに行こうかと考えながら滑るのが楽しいですね。ときどき気が向いたらスラロームバーンとかのコブに浮気しに行ったりしますが、やっぱりダウンヒルが良かったと思ってすぐ戻ることになります。スキー好きの友達と、「雫石のメンズダウンヒルとレディースダウンヒルのどっちが好きか」について議論を始めると、それだけで浦和から安達太良SAぐらいまでは時間がつぶれるでしょう。アフターはこれといった楽しみのないスキー場ですが、両ダウンヒルコースを7〜8本も滑れば、筋肉痛でさっさと寝たくなります。
(最終滑走年:2013/最終更新日:2015.3.5)
雫石と岩手高原に挟まれた場所にある網張温泉は、ゲレンデ脇にある国民休暇村と一体の雰囲気です。休暇村の温泉はかなりいい感じ。一方のゲレンデですが、スキー場ガイドでは標高差700m以上と書かれていますが、一番下のエリアはメインエリアからセパレートされた感じで、しかもクローズしていることが多いみたいで、実質的には休暇村から山頂までのリフト3本分と思うのが正解でしょう。中間部分の斜度がちょっときついため、せっかく山頂付近に初級者コースがあるのに、そこまで初級者が上がっていけないのが残念です。逆に中級以上だと、やっぱり雫石に行きたくなるだろうしなあ。
(最終滑走年:2012/最終更新日:2012.3.9)
すぐ隣りに雫石という大物が控えているだけに、どうしてもロコスキー場扱いされがちなところですが、スペック的には標高差600mと実はなかなかのものです。その標高差を一気に運ぶゴンドラの山頂から、だいたい4本に別れたコースが平行して走り、麓で合流するというわかりやすいレイアウト。中級以上の人であれば問題ないと思いますが、逆に初級者だとゴンドラに乗るわけにもいかずまったく滑る場所がないかも。麓には宿泊施設は一切なく、唯一そびえ立つ巨大なレストハウスが不思議な威圧感を醸し出しています。
(最終滑走年:2007/最終更新日:2008.1.6)
森の木をなるべく残した森林コース主体の昨今のスキー場と違って、一面に広がるでっかいゲレンデから成る、『昔ながらの』スキー場です。標高差もそこそこあり、中腹には若干のコブ斜面もあります。機動力に問題があると言われ続けてきましたが、クワッドリフトの導入でそれもなくなりました。そして何と言っても田沢湖の眺望がすばらしい。近所には温泉もあるし、とにかく古き良きスキー場が現代に適応した姿がそこにあります。とまで言ったら褒め過ぎかもしれないけど、エキスパートから初心者まで、スキー猿から極楽スキーヤーまで、スキーにいろんなものを求める人達の集団で行っても、みんなそれぞれそれなりに楽しめることでしょう。
(最終滑走年:1998/最終更新日:1998.6.21)
田沢湖エリアの一番奥にあるスキー場。リフト1本の何のへんてつもないゲレンデですが、標高があり、風の影響を受けにくい地形であることから、他のスキー場がクローズのときでも確実に滑れるスキー場です。田沢湖国民休暇村や、その奥の妙の湯温泉、大釜温泉、蟹場温泉あたりからフラッと滑りにくるぐらいがちょうど良いでしょう。
(最終滑走年:1988/最終更新日:1998.6.21)
駅や田沢湖に一番近い麓にあるスキー場。一番下に幅の広い緩斜面、次に更にダラダラの林間コース、一番上に急斜面という3段階になっています。滑ってみると思ったより奥行き感があるのは良いのだけれど、いかんせん真ん中の林間コースの斜度がなさすぎ。規模の割りにはいい雰囲気を出しているだけに残念です。あと、スクールがわりと一所懸命な感じだったのが印象に残ってます。(入ったわけじゃないけど)
(最終滑走年:1998/最終更新日:1998.6.21)
たぶん秋田市民がメインターゲットなんだろうけど、東京方面からはえらく行きにくいスキー場。北上から秋田自動車道に入って、横手からはまた少し南に戻って、そこからまた東に戻るという面倒臭さです。ゲレンデ自体は可も不可もなく、1000mぐらいのクワッドリフトを持つコースが、谷を隔てて二つ並んでいて、その上にちょっとおまけがあるという感じ。目を見張るような景色も手応えのあるコースもないけど、のどかな景色を見ながらゆったり大回りで滑れば、それはそれでスキーの楽しみかなと思います。
(最終滑走年:2013/最終更新日:2015.3.5)
私自身の好みでは、横長のスキー場よりは縦長のスキー場の方が好きなのですが、このスキー場は横長な割には私の趣味に合っているようです。標高差がない割にはゴンドラが2本もかかっていて、見ためよりもコース取りのバリエーションがあるせいだと思います。このあたりは雪の多い地域らしく、雪不足のシーズンでも安心なのもいいですね。ただ、唯一の休憩所であるスキーセンターに戻る際に、ちょっと歩かなければならない場合があるのが難点です。
あと、このスキー場のもう一つのウリが仮眠施設。東京を金曜の夜に出ると、着くのがちょうど夜中の2時か3時ぐらいになるのですが、そのままスキーヤーズベッドに直行してたっぷり睡眠をとって滑るというのは、リースナブルな値段で疲れしらずのスキーが楽しめて大変お得だと思います。ちゃんと風呂もあるし。
(最終滑走年:1996/最終更新日:1998.9.7)
私は大好きなスキー場なのですが、いろんな情報を総合すると、「一年のうち数日しかオープンしていない」とまで言われるディアロードに、たまたま雪がたっぷりあるときに行けたのが幸いしたのかな、とも思います。確かにこのコースさえ滑れれば、多少片斜面になっているのが難点とは言え、ゴンドラを使ってひたすらグルグル回るのは上級者には快感でしょう。一方もう一つの急斜面であるスネークロードは、フリコ状であまり楽しめません。どんな初心者でも、上にのぼってしまったらこのスネークロードを降りなければならないというのが、このスキー場の最大の恐怖だったのですが、最近は迂回コースができたようですね。でも迂回コースですら十分大変そうに見えるけど。
(最終滑走年:1988/最終更新日:1998.9.7)
仙台郊外の都市型スキー場。市内からは高速道路などは無く、わかりにくい田舎道をクネクネと走っていかなければならないのですが、着いてみると小洒落た雰囲気が漂っています。直前にある泉ヶ岳スキー場が寂れているのとは対照的。ゲレンデは、基本的には短かめのクワッドリフト1本を使って滑るコースがいくつか、それにおまけが若干ついている程度なのですが、まあここは仙台からちょっと来て数本滑って帰れば良いということで、規模を求めるようなスキー場ではないのでしょう。レストハウスも綺麗だし、営業的には善戦している感じです。
(最終滑走年:2007/最終更新日:2008.1.6)
泉高原とは対照的に、仙台市内から高速オンリーでインター降りてすぐのスキー場ですが、なんだか営業的に苦戦してそうに見えるところまで対照的。ゲレンデは、シンプルながらも縦に長く、山あいの雰囲気も悪くないと思うのですが、「ここまで来たらあとちょっと足を伸ばして蔵王へ」と思ってしまう人が多いのでしょうか。ちなみに右の写真は知る人ぞ知る「高速道路の下を滑るコース」です。
(最終滑走年:2007/最終更新日:2008.1.6)
蔵王の宮城側にあるスキー場の中では、最も標高が高く山頂に近いスキー場。そしてここの売りは、その山頂に向けて雪上車で登り、オフピステを滑って降りてくるというツアーです。私は試しませんでしたが、中級程度の技術でも問題なく参加できそうで、気軽に参加できるわりには楽しそうです。一方、リフトで行けるゲレンデは、縦3本分のシンプルなレイアウト。ただし、第3リフトを降りてから「観光コース」に向かう道は、マップではよくわかりませんが、実際はかなりの登りでした。他のコースは急なので、初級者は第2リフトまでしか行かない方が無難です。逆に下2本分のコースは斜度もなく、初中級者には楽しいですよ。
(最終滑走年:2010/最終更新日:2012.3.9)
標高差がある割にはシンプルなレイアウトですが、山頂から降りるルートが2種類はっきりわかれているので、意外と飽きません。山頂付近の短かい急斜面を繰り返し滑り、ちょっと飽きたら一気にロングランで下まで降り、食事をすませてまた山頂に戻る、というのがこの手のスキー場での基本的な行動パターンですね。
(最終滑走年:1987/最終更新日:1998.9.7)
みやぎ蔵王エリアで、最もインターから近いスキー場。インターからの道筋も、スキー場に着いてからも、とにかく周囲に何にもなくて、リゾートっぽさのかけらも感じられません。しかし、レイアウト的には、それほど大きくないエリアの中にクルージング向けの中斜面から急斜面まで取りそろえ、なかなか頑張っています。リフト券も安いし、空いてるし、仙台あたりからフラッと来る人にとってはそれなりに存在価値があるのかもしれないと思いました。
(最終滑走年:1999/最終更新日:1999.3.20)
その名の通り、いかにも「新庄市民が、仕事が終わったあとにちょっと滑りにいけるスキー場」といった感じのロケーションです。市街地からは車で15分程度、山道の運転も不要です。標高が無いので、綺麗な夜景が見られるというほどでもありませんが、街の灯りを見ながら4〜5本滑ってさあ帰ろう、といった感じでしょうか。ゲレンデは唯一のリフトに沿ってコースが1本、やや緩めの中斜面といったところです。
(最終滑走年:2019/最終更新日:2019.2.9)
標高差302mと中規模ながら、メインとなるリフトの両側に、広くて長い中斜面が続いており、中上級者が快適に滑れるスキー場です。山頂からスタートする2本のコースの名前が「国体コース」と「海和バレー」なんだから、そりゃ面白くないわけがない。さらにその横には、林の中をトラバースする怪しげな細い道があり、その先にはチャレンジコースという非圧雪上級コースもあります。加えて最近はツリーランエリアなんかも開放してるみたいです。ただ惜しむらくは、赤倉温泉スキー場という名前が、新潟県妙高山麓の有名スキー場とかぶってしまい、どうも全国的には存在感がありません。まあいずれにせよ顧客層は新庄・酒田あたりの人でしょうから、それでいいのかもしれませんが。
(最終滑走年:2019/最終更新日:2019.2.9)
尾花沢市の中心部から30分程度というロケーションで、かなり威圧感のあるダム(新鶴子ダムというらしい)のすぐ下にあります。リフト1本だけの小規模スキー場ですが、上の方が麓からは見えないので、スペックよりは広く感じます。その山頂からは、初級と中級の2本のコースが伸び、中級コースの途中からは、もう1本非圧雪の上級コースがあります。私が行ったときは初級コースは滑れませんでしたが、残る2本のコースは、さほど広くないながらも、なかなか快適に滑れました。
(最終滑走年:2019/最終更新日:2019.2.9)
仙台と山形を結ぶ国道から外れると、何もない地味な山あいを10キロほどのドライブです。これといった宿泊施設もなく、日帰りオンリーのスキー場なのでしょう。ゲレンデは、横に並んだ長めのクワッド2本でカバーされるレイアウト。マップを見ると、平たい斜面が一枚あるだけで単調なように見えますが、実際は結構うねりがあって楽しめます。ただ、周囲の山並みがどうにも地味で、眺望を楽しむって感じにならないのが残念なところかな。
(最終滑走年:2010/最終更新日:2012.3.9)
将棋で有名な天童市の中心部から、山の方に登っていったところにあるスキー場。なんだか妙に横に広がっていて、最初に到着したときには、どこがスキー場なんだかよくわかりませんでした。あらためて確認してみると、短いリフトとその両側にコースがあるゲレンデが、300メートルぐらい離れて2つあり、でもその間のスペースを滑って行き来することもできる、そんな感じのレイアウトです。標高差は90mしかないし、ゲレンデ間のコースは超ダラダラで移動するだけって感じですが、逆に初心者には良いかもしれませんね。
(最終滑走年:2019/最終更新日:2019.2.9)
その名の通り、西川町の中心部の近くにあるコンパクトなスキー場なのですが、西川町自体がそんなに大きな町ではなくて、でもまあ近隣の寒河江市あたりからもお客さんは来るのでしょうね。平日はナイター営業のみというのも納得感があります。さて、いざ訪問してみると、まず驚いたのは、リフトがシングルリフト1本のみということ。そのリフトの降り場から、初級・中級・上級の3本のコースがあるのですが、ナイターの照明も暗めだし、ゲレンデ整備も最低限といった感じで、思いっきりノスタルジックな気持ちにさせられました。すぐ目の前を高速道路が通っているのは、セントメリーとか箕輪とかのスキー場をちょっと連想させます。
(最終滑走年:2019/最終更新日:2019.2.9)
面白い名前のスキー場ですが、ホテルを中心としてコテージやスキー場を楽しめる施設全体を「Asahi自然観」と呼んでいるようです。スキー場は、標高差320mとまずますの規模。コースの斜度も幅もそこそこあり、なかなか楽しいのですが、問題はホテルや駐車場からのアクセスで、行きも帰りもかなりのスケーティングを強いられます。せめてもう1本連絡リフトを架けられればと思うのですが、難しいんでしょうね。ちなみに、駐車場のすぐ前にも「ユーユーゲレンデ」というのがあるのですが、そういうわけでメインエリアとは隔絶されており、スクールの初心者クラスなどはこっちでやっているようです。
(最終滑走年:2019/最終更新日:2019.2.9)
1998年のオリンピック招致国内投票でなんと得票0だったあの蔵王ですが、むべなるかなという感じです。コース間の連絡は悪いし(「このリフトに乗れば歩かずに大平コースに行けます」なんて自慢気に放送してるリフトがあったりして、普通歩かずに行けるのが当然だっつーの)、宿泊街からゲレンデへは歩かされるし、山頂へ行くには朝早くから並んでロープウェイの整理券を取らなければなりません(朝一で行ったのに午後3時45分しか取れないなんて)。でも、ザンゲ坂から樹氷原に向かうコースの雰囲気なんかは素晴しいし、コースのバラエティにも富んでいるし、温泉もあるし、素材としては悪くないと思うんだけど、残念ながらこういう昔ながらのホスピタリティの欠如は改善される様子はないようですね。
数年前に大きく拡張された大森・黒姫ゲレンデは、高速リフトで長距離のクルージングが楽しめる今風のエリアです。山形盆地を見下ろす眺めも素晴らしいし、条件さえ良ければかなり楽しめそうです。上記のような欠点もここでは見られず、まったく別のスキー場のような雰囲気です。ただし、南向きで標高が低いせいで雪質が悪く、その上強風が吹きやすいという欠点もあるようですが。
(最終滑走年:2001/最終更新日:2001.2.22)
蔵王エコーラインが、蔵王温泉方面とライザ方面とにわかれるあたりにある、ちっぽけなスキー場。ぱっと見には、短いリフトと長いリフトが横に並んだありきたりのスキー場に見えますが、その横に見えている「チャンピオンコース(写真)」が、このスキー場を特異なものにしています。長いリフトの山頂駅から、そのコースを目指すものの、どこから行くのか係員に聞かないとわからない状態。そして、森の中の断崖に沿って、スキーの幅一本分程度の踏み跡があるのを見つけ、四苦八苦しながら進んでいくと、ようやくコース上部に出られるのです。いやーびっくりしたなあ。ちなみにチャンピオンコース自体も結構な斜度ですが、あの連絡コースの後では天国に思えます。
(最終滑走年:2010/最終更新日:2012.3.9)
エコーラインをぐんぐん登って、わりと標高の高いのところにあるスキー場。リフトが縦に3本並んだシンプルなレイアウトですが、レストハウスは真ん中のリフトの乗り場付近にあります。その真ん中のリフトがクワッドで、わりと急なコースも滑れてメインという感じ。あとは、初心者は下へ、上級者は上へという標準的な棲み分けです。私が行ったときは、風が強くて、そのせいか一部がすさまじいアイスバーンになってたけど、普段はもう少し良い雪質なんだろうなあ。ちなみに宿泊施設はあんまりありませんが、ゲレンデ横の「ウッディロッジ」は、貸別荘風でちょっと楽しいです。
(最終滑走年:2010/最終更新日:2012.3.9)
ゲレンデ案内などでの取り扱いはパっとしませんが、数年前にリフトを増設したエリアのおかげで、奥行きができて、結構楽しいスキー場になったようです。急斜面あり、そこそこのクルージングコースあり、そしてとてもスキー場の内部とは思えないような「キラキラ王国(要するにペンションビレッジ)」の中の道路状のコースと、一日滑るには飽きない程度のバラエティを持っています。交通の便も良いので、栗子国際に行ったついで、あるいは天元台の帰り道なんかでちょっと寄ってみるには良いかもしれません。
(最終滑走年:1998/最終更新日:1998.9.23)
350mという標高差は、中規模というよりはむしろ小規模といっても良いかもしれないぐらいですが、山頂からのメインルートが2本あったりして、十分に中規模スキー場の風格を備えています。それになんといってもゲレンデ入口正面にあるレインボーコースの圧倒的な存在感がいいですね。惜しむらくは、クワッドのあるグランプリコースの側から山頂まで行くことができないという不自然なリフトのレイアウト。ここに短かいペアリフトの1本でもあれば、右から左、左から右へとゲレンデ内を移動する楽しみが倍増するんだけどなあ。
ところで、営業的にはかなり力を入れてそうな「栗子クアドームDUO」ですが、まったくお客さんが入ってませんでしたねえ、"CRICO"という妙にダサいCIといい、せっかく良いゲレンデを持ちながらちょっと危ない方向に進んでいるような気がするのは私だけでしょうか。交通の便は良いんだから、仮眠施設なんか作ったらいいんじゃないかと思うんだけど。
(最終滑走年:1998/最終更新日:1998.9.23)
栗子の手前で国道から逸れ、行き止まりの一本道を20分ぐらいいった所にある、リフト1本のスキー場です。道が行き止まりになった所に駐車場があり、そこからスキー場を歩いて横断して温泉宿に行かなければならないという、不思議なレイアウトになっています。ゲレンデはごく普通の中級コースが1本だけ。まじめにポール練習なんかしてる人たちがいましたね。それより私たちは温泉に期待して行ったんだけど、露天風呂が改装かなんかで取り壊されていて、ちょっと期待はずれでした。
(最終滑走年:1998/最終更新日:1998.9.23)
シーズンの長さと雪質の良さ、それに麓の白布温泉が売りの天元台ですが、逆にいうとそれぐらいしか売りがないとも言えます。コースレイアウトは、リフトが3本縦に並んだだけの、いたってシンプルなもの。雪が十分にあるときなら、2本の下山コースがかなりの迫力ですが(私は春先に行ったので滑れなかった)、これを降りちゃうと、かなり歩いてそれからロープウェイに乗って上まで戻ってくるのは結構大変そうです。
(最終滑走年:1986/最終更新日:1998.9.23)
山形県にあるのでこのページに入れましたが、JR米坂線や国道113号で山形側市街地と新潟側市街地のほぼ真ん中、車で5分ぐらいのところには新潟県のわかぶな高原スキー場もあり、分類に迷うスキー場です。事前の調査では、リフト1本の小さなスキー場だと思ったのですが、リフト山頂駅まで行くと、その上にもさらにリフトとコースがあった痕跡があり、昔はもう少し大きなスキー場だったようです。駐車場は道の駅と兼用なので、のんびり休憩してついでにスキーを2〜3本、というのが良いのかも。
(最終滑走年:2017/最終更新日:2017.3.12)